ハッピーメールはなんかRPGゲームのようだったかも|使い続けて感じた楽しさ

実録ログ

ハッピーメールを使っていた頃のことを振り返ると、私は単純に「女性と出会うためのサービス」としてだけ楽しんでいたわけではなかった気がする。

もちろん、目的の一つは女性との出会いだった。

プロフィールを見る。

気になる女性を探す。

メッセージを送る。

返事が来る。

やり取りを続ける。

うまくいけばLINEを交換する。

さらに話が進めば、実際に会うことになる。

普通に考えれば、これは出会い系サイトを利用するときの一連の流れだ。

しかし、今になって思い返してみると、私には別の感覚もあった。

なんとなくRPGゲームを遊んでいるような感覚だったのだ。

今回は、なぜ私がハッピーメールにRPGのような面白さを感じていたのか、当時を振り返りながら書いてみたい。

ログインすること自体が冒険の始まりだった

RPGを始めるとき、ゲーム機の電源を入れてセーブデータを読み込む。

すると前回の続きから冒険が始まる。

私にとってハッピーメールへログインする行為にも、それに近い感覚があった。

「今日は何か起きているかな」

そんな気持ちでサイトを開く。

メッセージが来ているかもしれない。

以前話した女性から返事があるかもしれない。

新しく気になる女性を見つけるかもしれない。

何も起きない日もある。

それでもログインして確認したくなる。

ゲームでいうなら、昨日まで歩いていた世界へ再び入っていくような感じだったのかもしれない。

プロフィールを探すのはフィールド探索に似ていた

RPGでは、町やフィールドを歩いていると、いろいろな人物に出会う。

ハッピーメールでは当然、本当に町を歩くわけではない。

それでもプロフィールを次々と見ていると、探索しているような気分になることがあった。

年齢も違う。

住んでいる地域も違う。

趣味も違う。

自己紹介の書き方も違う。

一人ひとり全く違う。

「この人とは話が合うかな」

「この人はどんな人なのだろう」

そう考えながらプロフィールを見る。

ゲームのキャラクターを見るのとはもちろん違う。画面の向こうにいるのは実在する人間だ。

それでも、知らない人を見つけるという意味では探索のような楽しさがあった。

メッセージを送る瞬間は少し緊張する

気になる女性を見つけても、プロフィールを見ただけでは何も始まらない。

メッセージを送る必要がある。

これが意外と緊張する。

何を書けばいいのか。

長すぎないほうがいいのか。

相手のプロフィールのどこに触れればいいのか。

送信ボタンを押したあとも、

「返事が来るかな」

と気になる。

ゲームならコマンドを選択すると結果がすぐ表示されることが多い。

しかし、人間同士のやり取りはそうではない。

数分後かもしれない。

数時間後かもしれない。

翌日かもしれない。

あるいは返事が来ないかもしれない。

この結果が分からない感じも、私がハッピーメールを何度も確認した理由の一つだったと思う。

返信が来ると小さなイベントが発生した気分

送ったメッセージに返信が来る。

これは単純にうれしかった。

特に気になっていた女性から返事が来ると、

「おっ、来た」

という気持ちになる。

RPGなら新しいイベントが発生したような感覚に近い。

ただし、返信が来たからといって関係が進むとは限らない。

一往復で終わることもある。

何日か続くこともある。

急に返信がなくなることもある。

逆に、予想以上に話が合うこともある。

だからこそ先が読めなかった。

LINE交換は一つの区切りだった

ハッピーメール内でやり取りを続けていると、場合によってはLINEなど別の連絡手段へ移ることがある。

私にとってLINE交換は、一つの区切りに感じられた。

もちろんLINEを交換しただけで交際できるわけではない。

実際に会えるとも限らない。

それでも、

プロフィールを見る

メッセージを送る

返信が来る

何度かやり取りする

LINEを交換する

という流れには、少しずつ段階が進んでいる感覚があった。

RPGで新しい町へ到着したようなもの、と言ったら少し大げさかもしれない。

しかし当時の私は、それくらい一つ一つの変化を楽しんでいた気がする。

実際に会うのはさらに大きなイベント

メッセージだけだった相手と実際に会う。

これは画面の中だけで完結していた状態から、現実の世界へ移る瞬間でもある。

待ち合わせ場所を決める。

時間を決める。

服装を考える。

そして当日、待ち合わせ場所へ向かう。

このときの緊張感は、普段一人で出かけるときとは違う。

「どんな人だろう」

「ちゃんと話せるかな」

「写真と雰囲気は同じかな」

いろいろ考える。

ゲームなら重要イベントの前に装備を確認するところかもしれない。

ただ、ここから先はゲームとは決定的に違う。

相手は攻略対象ではなく、自分と同じ一人の人間だ。

相手にも気持ちがあり、予定があり、選ぶ権利がある。

RPGに似ていると感じたのは、あくまで私がサイトを利用していたときの感覚の話である。

うまくいかないことも含めて続きが気になった

ハッピーメールを使えば、毎回うまくいくわけではない。

むしろ思い通りにならないことのほうが多い。

メッセージを送っても返信がない。

途中まで話していたのに突然終わる。

LINEを交換しても続かない。

会う話になっても実現しない。

当時はがっかりすることもあった。

それでも、しばらくするとまたログインしていた。

なぜだったのか。

今考えると、

「次はどうなるのだろう」

という気持ちがあったのだと思う。

一つのやり取りが終わっても、サイト全体が終わるわけではない。

また別の出会いがあるかもしれない。

その繰り返しだった。

自宅のパソコンから広い世界につながっていた

当時の記憶で面白いのは、私自身はほとんど動いていないことだ。

自宅でパソコンを開く。

椅子に座ったり、少し休んだりしながらサイトを見る。

実際にやっていることはそれだけだった。

それなのに画面の向こうには、自分が普段の生活では知り合わないような人たちがいた。

これはRPGの世界を自宅から探索している感覚と、どこか似ていたのかもしれない。

パソコンの前にいる自分と、画面の向こうに広がる知らない世界。

この組み合わせ自体が楽しかった。

ポイントを意識するところもゲームっぽかった

出会い系サービスでは、機能によってポイントを消費する仕組みがある。

すると自然に、

「ここで使うか」

「もう少し様子を見るか」

と考える。

この感覚も、ゲームのMPやアイテムをどこで使うか考えるのと少し似ていた。

ただし、こちらは現実のお金につながる。

ゲーム感覚になりすぎると、必要以上に使ってしまう可能性もある。

今振り返ると、楽しさと同時に、利用金額を自分で管理することはかなり重要だったと思う。

レベルアップしたように感じる瞬間もあった

長く使っていると、最初より慣れてくる。

プロフィールの読み方。

最初のメッセージ。

話題の広げ方。

会うまで急ぎすぎないこと。

相手が乗り気ではなさそうなら無理に追わないこと。

そういうことを少しずつ覚えていった。

もちろん人間関係に正解はないし、「こうすれば必ず成功する」という攻略法もない。

それでも自分自身の経験は増えていく。

昔の自分なら慌てていた場面でも、少し落ち着いて考えられるようになる。

そういう意味では、レベルアップしていたのはサイト内のキャラクターではなく、現実の自分だったのかもしれない。

ただし現実の恋愛はゲームではない

ここまでRPGとの共通点を書いてきたが、一番大事な違いもある。

ゲームなら、条件を満たせばイベントが発生する。

特定の選択肢を選べば結果が決まる作品もある。

しかし現実の人間関係は違う。

何通メッセージを送ったから会える、というものではない。

LINEを交換したから恋人になれるわけでもない。

お金を使ったから相手が自分を好きになるわけでもない。

相手には相手の気持ちがある。

だから「攻略」という考え方を現実の女性にそのまま持ち込むのは違うと思う。

私がRPGのようだったと感じるのは、ログイン、探索、メッセージ、返信、次の展開を待つという体験の構造についてだ。

今でも当時のことを覚えている理由

かなり時間が経っても、ハッピーメールを使っていた頃のことを私は覚えている。

女性とのやり取りだけではない。

パソコンを起動したこと。

ログインしたこと。

返信が来て喜んだこと。

何も来ていなかったこと。

気になるプロフィールを見つけたこと。

そんな細かい場面まで記憶に残っている。

それだけ当時の私にとって、ハッピーメールを見る時間そのものが一つの娯楽になっていたのだと思う。

まとめ|私にとってハッピーメールは「先が分からないRPG」のようだった

振り返ってみると、私がハッピーメールにハマった理由は、単に女性と出会える可能性があったからだけではなかったのかもしれない。

ログインする。

探す。

メッセージを送る。

返信を待つ。

やり取りを続ける。

LINEを交換する。

場合によっては実際に会う。

一つ進むたびに次の展開がある。

その先に何が起こるのかは分からない。

この「次は何が起こるのだろう」という感覚が、私にはRPGゲームのように感じられた。

もちろん、ゲームと現実は違う。

画面の向こうにいる女性はゲームのキャラクターではないし、恋愛には攻略法も決められたゴールもない。

それでも、自宅のパソコンから知らない世界へ入っていくような感覚は確かにあった。

今思えば、私が楽しんでいたのは「出会い」だけではなく、そこへ至るまでの過程そのものだったのかもしれない。

だから何年たっても、あの頃パソコンを開いてハッピーメールを見ていた時間を、私は意外とはっきり覚えている。

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