出会い系を長く使っていると、「会えた日」だけではなく、「結局会えなかった日」も記憶に残る。
むしろ、うまくいかなかった日のほうが妙に細かいところまで覚えていることがある。
今回書くのは、ハッピーメールで知り合った女性と深谷駅のすぐ近くで待ち合わせをしたときの話だ。
待ち合わせ場所まで行った。
時間も空けた。
あとは女性が来るのを待つだけだった。
しかし、最後まで女性は現れなかった。
いわゆる「待ちぼうけ」になった日の記録である。
待ち合わせ場所は深谷駅のすぐ近く
その日は、ハッピーメールでやり取りしていた女性と実際に会う予定になっていた。
待ち合わせ場所として話に出たのが深谷駅周辺だった。
駅から遠い場所ではない。
深谷駅のすぐ近くにあるビジネスホテル付近で待ち合わせることになった。
ここで書いておきたいのは、この記事は特定のホテルを評価する話ではないということだ。
ホテル側に問題があったわけでもない。
そのためホテル名などの具体的な情報は書かない。
あくまで「そこで女性を待ったけれど来なかった」という、自分の出会い系利用時の記録だ。
本当に来るのだろうか
待ち合わせというのは不思議だ。
約束が決まった時点では、
「これで会える」
と思っている。
ところが当日になって待ち合わせ場所へ向かっていると、少しずつ不安になってくる。
本当に来るのか。
急にキャンセルされないか。
自分は場所を間違えていないか。
そんなことを考える。
特に出会い系で初めて会う相手の場合、普段から知っている人との待ち合わせとは感覚が違う。
顔も写真でしか知らない。
声を聞いたことがない場合もある。
相手の生活もほとんど知らない。
サイト上では会話していても、現実世界ではまだ一度も会ったことのない二人だ。
「会う約束」があっても、本当に会えるまでは確定ではない。
待ち合わせ時間になった
深谷駅の近くまで行き、約束した時間を待った。
まだ来ない。
最初は特に気にしなかった。
電車が少し遅れたのかもしれない。
準備に時間がかかったのかもしれない。
女性との待ち合わせなら、5分や10分程度の遅れで「来ない」と判断するのは早すぎる。
だから待つ。
スマホを見る。
周囲を見る。
またスマホを見る。
この繰り返しになる。
人が近くを通るたびに、
「もしかして、この人かな」
と思う。
しかし違う。
また人が来る。
やはり違う。
待ち合わせをしていると、普段なら気にも留めない通行人を何度も確認してしまう。
10分を超えると少し不安になる
時間が過ぎる。
10分程度ならまだ待てる。
しかし、それを超えてくると気持ちが少し変わってくる。
「遅れている」
から、
「もしかして来ないのでは?」
へ変わっていく。
スマホに連絡が来ていないか確認する。
何か事情があるなら、一言連絡が来るかもしれない。
「少し遅れます」
それだけでも状況はまったく違う。
待つ側としては、あと何分待てばいいのか分かるからだ。
ところが、何も分からない状態で待つ時間は長い。
5分が妙に長く感じる。
ここまで来たから、もう少し待とう
ここで困るのが、
「いつ帰るか」
という問題だ。
自宅で待っているなら簡単だ。
しかし、自分はすでに深谷駅まで来ている。
時間も使っている。
交通費も使っている。
だから、
「せっかくここまで来たのだから、あと10分待とう」
と思ってしまう。
10分待つ。
来ない。
すると今度は、
「もう10分だけ」
となる。
これは待ち合わせで来なかった経験がある人なら分かる感覚かもしれない。
待てば待つほど帰りにくくなる。
ここまで待ったのだから、あと少し待てば来るのではないか。
そんな期待が残ってしまう。
女性は現れなかった
結局、女性は現れなかった。
遠くから歩いてくる女性を見ては、
「今度こそ?」
と思う。
違う。
スマホを見る。
何もない。
また待つ。
そしてあるところで、
「今日はもう来ないだろう」
と判断した。
待ち合わせ場所へ来たときには、これから女性と会うつもりだった。
それが、一人で帰ることになった。
この切り替わりは意外と寂しい。
怒りより、
「何だったんだろう」
という気持ちのほうが強かったと思う。
出会い系では「約束=会える」ではない
この経験から改めて感じたのは、出会い系では、
会う約束をしたことと、実際に会えたことは別
だということだった。
メッセージが続く。
会う話になる。
日時を決める。
場所を決める。
ここまで進むと、かなり会える可能性が高くなったように感じる。
でも最後の最後、
実際に二人が同じ場所に現れるまでは分からない。
相手にも事情がある。
急に怖くなったのかもしれない。
体調が悪くなったのかもしれない。
予定が変わったのかもしれない。
単純に気が変わった可能性もある。
本当の理由は本人にしか分からない。
だからこの記事でも理由を決めつけるつもりはない。
「騙された」とすぐ決めつけない
待たされた側としては気分がいいものではない。
時間も使っている。
だから、
「最初から来るつもりがなかったのでは?」
と考えたくなる。
ただ、証拠がない以上、それも分からない。
ネット上の出会いでは、相手について分からないことが多い。
分からないものを想像だけで埋めると、必要以上に腹が立つこともある。
なので、
「理由は分からない。でも今日は来なかった」
くらいに整理するほうがいいと思う。
事実はそれだけだからだ。
今なら待ち時間の上限を決める
この経験を今振り返るなら、待ち合わせ前に自分のルールを作っておくのがいい。
例えば、
「連絡なしなら30分まで」
と決めておく。
もちろん相手から、
「電車が遅れていて40分遅れます」
などと連絡が来れば別だ。
状況が分かっていれば待つかどうか判断できる。
一番困るのは、連絡がないまま、
「あと5分で来るかもしれない」
と思い続けることだ。
待つ時間の上限を先に決めておけば、自分の時間を守りやすい。
初対面の待ち合わせ場所も大事
もう一つ、今なら意識するのが待ち合わせ場所だ。
初めて会う相手なら、駅の改札付近や人目のあるカフェなど、双方が安心しやすい場所のほうがいい。
特に初対面では、相手が直前になって不安になる可能性もある。
待ち合わせのハードルを下げる意味でも、できるだけ分かりやすく、人目のある場所を選びたい。
会った後にどこへ行くかは、その後二人で決めればいい。
まずは安全に顔を合わせる。
それだけを最初の目的にしたほうが、お互いに気楽だと思う。
会えなかったことも記録しておく
出会い系の体験談というと、
「こんな女性と会えた」
「デートできた」
という成功した話が目立つ。
でも実際に長く利用していると、それだけではない。
返信がなくなる。
途中でやり取りが終わる。
約束までしたのにキャンセルになる。
そして今回のように、待ち合わせ場所まで行ったのに会えないこともある。
そういう失敗や空振りも含めて、実際の利用記録なのだと思う。
深谷駅から一人で帰った日
あの日、自分は女性と会うつもりで深谷駅まで行った。
しかし会えなかった。
待って、スマホを確認して、周囲を見て、また待った。
そして最後は一人で帰った。
結果だけ見れば、それだけの出来事だ。
でも出会い系を利用していた時間の中では、こういう一日も確かに存在した。
うまくいった話だけ残してしまえば、実際の利用体験とは少し違ってしまう。
会えた日もあった。
会えなかった日もあった。
期待した日もあった。
がっかりして帰った日もあった。
だから、これもハッピーメール記録帖の一つとして残しておこうと思う。
深谷駅のすぐ近くまで行ったのに、待ち合わせた女性は最後まで来なかった。
そんな日もあった。


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