ハッピーメールを長く使っていると、楽しかった出会いだけではなく、
「これは完全に油断したな」
と思う出来事もある。
今回書くのは、ハッピーメールで知り合った女性と実際に会ったときの話だ。
相手は自分のことを保育士だと話していた女性だった。
メッセージをしている段階では特別怪しい感じはなかった。
普通に話せたし、会ってみたいとも思った。
そして実際に会い、その後かなり親密な時間を過ごした。
ところが女性と別れたあと、自分の財布を確認してみると、
1万円がなくなっていた。
最初は自分の勘違いかと思った。
しかし何度確認してもない。
今回は、そのとき何があったのか、そして出会い系を利用するうえで自分が何を反省したのかを記録として残しておきたい。
※この記事は個人の体験・記憶をもとにした記録です。相手の職業などは本人の申告によるもので、勤務先や個人を特定するものではありません。また、金銭がなくなった原因について確認できていない部分は断定せずに記載しています。
ハッピーメールで知り合った女性
最初のきっかけはハッピーメールだった。
プロフィールを見て、メッセージを送った。
何度かやり取りをすると返信が返ってくる。
その中で彼女は、自分は保育士をしているという話をしていた。
保育士という職業を聞くと、自分の中では勝手に、
「しっかりした人なのかな」
というイメージができてしまった。
今考えると、ここが一つ目の反省点だったと思う。
職業と、その人が信頼できるかどうかは別の問題だ。
医師でも会社員でも公務員でも保育士でも、それだけで相手を信用できるわけではない。
しかも出会い系サイトのプロフィールやメッセージで聞いた職業が、本当かどうかをこちらが確認できるわけでもない。
それなのに当時の自分は、職業を聞いたことで少し警戒心が下がっていた。
実際に会うことになった
やり取りを続けたあと、実際に会うことになった。
ネット上で話していた人が現実に現れる瞬間は、何度経験しても少し緊張する。
写真と大きく違う人だったらどうしよう。
会話が続かなかったらどうしよう。
相手も同じようなことを考えていたかもしれない。
しかし実際に会ってみると、普通に会話ができた。
最初から何か危険な雰囲気を感じたわけではない。
むしろ、
「普通の人だな」
という印象だった。
だから自分も安心してしまった。
出会い系で会った相手だからといって、全員を疑っていたら何も始まらない。
一方で、初対面に近い相手を完全に信用するのも違う。
この距離感は今でも難しいと思う。
その後、かなり親密な関係になった
その日は二人で過ごす時間が長くなり、最終的には大人同士として親密な関係になった。
ここで詳しいことを書くつもりはない。
ただ、その時点で自分の警戒心はほとんどなくなっていたと思う。
人間は相手との距離が一気に縮まると、
「この人はもう知らない人ではない」
と感じてしまうことがある。
でも考えてみれば、知り合ってからそれほど長い時間が経っているわけではない。
相手の本名。
生活。
仕事。
交友関係。
どこまで本当なのか。
ほとんど知らない状態だった。
親密になったことと、相手を十分に知っていることは別なのだ。
女性と別れたあとに財布を確認した
その後、女性とは別れた。
ここまでは普通だった。
ところが、あとになって財布を確認したときだった。
「あれ?」
と思った。
現金が少ない。
自分の記憶では、財布にはもう少し入っていた。
確認する。
もう一度確認する。
それでも合わない。
1万円足りない。
一瞬、自分がどこかで使ったのではないかと思った。
食事代だったか。
コンビニだったか。
何か支払ったのを忘れているのか。
頭の中で、その日の行動を巻き戻した。
しかしどう考えても、1万円が合わなかった。
本当に盗まれたのか?
ここは大事なので、記録としては分けて考えたい。
自分の感覚では、
「盗られたのではないか」
と思った。
しかし、現場を見たわけではない。
財布から現金を取る瞬間を確認したわけでもない。
だから、
「彼女が盗んだ」と事実として断定することはできない。
自分が金額を勘違いしていた可能性。
どこかで使って忘れていた可能性。
財布から落とした可能性。
そうした別の可能性もゼロではない。
それでも自分の記憶では1万円あった。
だからこそ、この出来事は今でも強く残っている。
一番反省したのは財布の管理だった
この経験で一番反省したのは、
「貴重品は自分で管理する」
という当たり前のことだった。
出会い系サイトで知り合った相手に限らない。
旅行でも飲み会でも、初対面の人と会う場面でも同じだ。
財布。
スマートフォン。
鍵。
カード。
こうしたものを無防備に置かない。
特に財布の中に必要以上の現金を入れておく必要はない。
自分の場合、相手を信用したというより、単純に油断していたのだと思う。
親密になった直後ほど判断が甘くなる
これも今回感じたことだ。
誰かと親密な時間を過ごした直後は、心理的な距離がかなり近くなる。
さっきまでネットで知り合った人だったのに、急に昔から知っている人のような感覚になる。
でも現実には違う。
身体的・心理的な距離が縮まる速度と、信頼関係ができる速度は同じではない。
ここを混同しないほうがいい。
もちろん、出会い系で知り合った相手を最初から犯罪者のように疑う必要もない。
ただ最低限の自己管理はする。
これは相手を疑うためというより、自分自身を守るためだ。
1万円は大きかった
1万円。
ものすごい大金ではないかもしれない。
しかし自分にとっては普通に痛い金額だった。
牛丼なら何回食べられるだろう。
ラーメンなら。
スーパーの弁当なら。
そう考えると余計に悔しい。
そして金額以上に、
「自分は油断していたのではないか」
という気持ちが残った。
もし本当に誰かに取られたのであれば、もっと大きな金額を持っていたら被害が拡大していた可能性もある。
1万円だったから終わった。
そう考えることもできる。
出会えた=安全ではない
出会い系を利用していると、
「本当に会えるのか?」
ばかりを考えてしまうことがある。
でも実際には、その先も重要だ。
会えた。
デートできた。
付き合えた。
親密になれた。
それだけで成功とは限らない。
安全に帰宅するところまでが一回の出会いだと思う。
お金だけではない。
強引な勧誘。
投資話。
高額商品の販売。
個人情報。
スマートフォン。
クレジットカード。
いろいろなトラブルを想定しておいたほうがいい。
だからといって全員を疑う必要もない
一方で、この経験だけを理由に、
「ハッピーメールで会う女性は危険だ」
と言うつもりもない。
それは話が飛躍している。
今回の経験は、あくまで自分が会った一人の女性との一度の出来事だ。
しかも先ほど書いたように、1万円がなくなった原因について自分は直接確認していない。
大切なのは、
一つの経験をサイト利用者全体の評価に広げないこと。
これは口コミを書くときにも意識したい。
良い人に会った経験もある。
うまくいかなかった経験もある。
今回のように、今でも「何だったんだろう」と思う経験もある。
それらを分けて記録するほうが、自分にとっても読者にとっても役に立つと思う。
この経験から決めたこと
この出来事以降、初めて会う人との時間では、最低限の貴重品管理を意識したほうがいいと考えるようになった。
財布には必要以上の現金を入れない。
貴重品を置きっぱなしにしない。
飲酒などで判断力を落としすぎない。
金銭の貸し借りを簡単にしない。
投資や副業の話が突然出てきたら警戒する。
そして何かなくなったら、まず落ち着いて自分の行動と支払い履歴を確認する。
状況によっては施設や警察などへの相談も検討する。
難しいことではない。
ほとんどが普通の防犯対策だ。
最後に
ハッピーメールで知り合った、自称保育士の女性。
実際に会って、かなり親密な関係になった。
その時間自体は普通だった。
ところが別れたあと、
財布から1万円がなくなっていることに気づいた。
本当に彼女が取ったのか。
別の理由でなくなったのか。
今となっては断定できない。
だからこそ、自分の中では「盗まれた事件」と決めつけるより、
「自分が貴重品管理について考えるきっかけになった1万円」
として記憶している。
出会い系で本当に誰かと会えることは、一つの結果ではある。
でも、
会えたことと、信用できることは別。
相手を必要以上に疑わない。
同時に、自分の財布くらいは自分で守る。
あの日なくなった1万円から自分が学んだのは、そんな当たり前のことだった。


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