彼女が「早く快活クラブで二人きりになりたい」と言った理由を、あとから考えてみた|ハッピーメール記録帖

やり取り実録

ハッピーメールで女性と会っていると、ときどき「これはどういう意味だったんだろう」と、あとになって考えてしまう言葉があります。

今回、今でも記憶に残っているのが、

「早く快活クラブに行きたい」

という彼女の言葉でした。

その日は、ハッピーメールで知り合った女性と実際に会っていました。

メッセージだけでやり取りしていた相手と、現実の世界で顔を合わせる。何度経験しても、待ち合わせ直前は少し緊張します。

写真と実際の雰囲気は同じなのか。

ちゃんと話せるのか。

相手は自分をどう思うのか。

そんなことを考えながら待っていました。

実際に会ってみると、最初からものすごく会話が盛り上がったわけではありません。

どちらかというと、お互いに様子を見ながら話していたと思います。

アプリでは普通に話せていても、リアルで会えば距離感はまた別です。

声の大きさ、表情、話すテンポ。

メッセージでは分からなかった部分が一気に見えてきます。

だから僕も、無理に距離を縮めようとはしませんでした。

ところが、しばらく一緒に過ごしていると、彼女のほうから快活クラブの話が出ました。

しかも僕には、

「できるだけ早く行きたい」

という感じに聞こえました。

その瞬間は、少し意外でした。

なぜそんなに急ぐんだろう

快活クラブといっても、基本的にはインターネットカフェです。

漫画を読んだり、パソコンを使ったり、休憩したりする場所です。

ただ、店舗や席の種類によっては、周囲をあまり気にせず落ち着いて過ごせる空間もあります。

彼女は単純に休みたかったのかもしれません。

人の多い場所が苦手だった可能性もあります。

あるいは僕ともっとゆっくり話したかったのかもしれません。

そのときの僕は、

「もしかして二人きりになりたいのかな」

と思いました。

男性としては、どうしても少し期待してしまいます。

しかし、今振り返ると、ここは分けて考えたほうがいいと思っています。

「二人で静かな場所へ行きたい」

と、

「恋愛的・身体的な関係を望んでいる」

は同じではありません。

これは出会い系を長く利用してきた中でも重要だと感じるところです。

「二人きりになりたい」にはいろいろな意味がある

女性から個室に近い場所へ行こうと言われると、男性側はかなり都合よく解釈してしまうことがあります。

僕自身にも、そういう部分はありました。

でも相手の気持ちは本人にしか分かりません。

静かなところで話したい。

歩き疲れた。

人目を気にせず休みたい。

スマホを充電したい。

漫画を読みたい。

単純に快活クラブが好き。

そういう可能性だってあります。

もちろん、僕との距離を少し縮めたい気持ちがあった可能性もあります。

大事なのは、こちらが勝手に結論を出さないことだと思います。

その場の空気が良かったからといって、何をしてもいいわけではありません。

むしろ二人きりになったときほど、相手の反応を丁寧に見る必要があります。

二人だけの空間になると空気が変わった

実際に周囲の目が少ない場所へ移動すると、それまでとは少し空気が変わりました。

外を歩いているときは、人もいます。

車も通ります。

店員さんやほかのお客さんもいます。

会話が途切れても、景色を見たり別の話題に変えたりできます。

ところが二人で落ち着ける場所になると、相手そのものと向き合う時間が増えます。

彼女の声も近く感じました。

表情もよく分かります。

それまで少し緊張していたように見えた彼女も、落ち着いたように感じました。

僕も外にいたときより話しやすくなりました。

「ああ、この人はこういう場所のほうが安心するのかな」

とも思いました。

恋愛では、派手なデートスポットへ行くことだけが正解ではありません。

二人で落ち着いて話せる時間を求める人もいます。

ハッピーメールでは「会ってから」が本番だった

ハッピーメールを使っていると、会うまでのメッセージに意識が集中しがちです。

返信が来た。

LINEを交換できた。

会う約束ができた。

ここまで進むと「成功した」と思ってしまいます。

でも実際には、会ってからのほうが重要でした。

メッセージでは積極的だった人が、会ったら静かなこともあります。

逆に、メッセージではそっけなかった人が、会ってみるとよく笑うこともあります。

今回の彼女も、僕がメッセージだけから想像していた人物像とは少し違いました。

そして、

「早く快活クラブへ行きたい」

という言葉も、実際に会ったからこそ出てきた言葉だったのでしょう。

ネット上の関係から、現実の二人の関係へ。

その境目にあった言葉だったように感じます。

期待しすぎないほうが楽しい

当時の僕は、彼女の言葉の意味をかなり考えました。

「自分に好意があるのか?」

「もっと近づきたいのか?」

「このあと何かあるのか?」

頭の中では、いろいろ想像します。

でも、こういうときほど期待しすぎないほうがいい。

今ならそう思います。

相手の気持ちを先回りして決めつけると、自分の期待と現実が違ったときに勝手に落胆してしまいます。

それ以上に問題なのは、自分の思い込みによって相手との距離を急激に縮めてしまうことです。

相手が近くに座っているから。

二人きりだから。

相手からその場所へ行こうと言ったから。

それだけでは何かへの同意にはなりません。

相手の意思をその都度尊重する。

これは当たり前のことですが、出会い系で実際に人と会うときには特に重要だと思います。

それでも少しうれしかった

ただ、正直に書けば、僕はうれしかったです。

彼女が僕との時間を早く終わらせたいのではなく、少なくとももう少し一緒に過ごそうとしてくれているように感じたからです。

もし僕と一緒にいることが本当に嫌だったら、わざわざ二人で過ごせる場所へ移動しようとは思わなかったかもしれません。

もちろん、それだけで恋愛感情があったとは断定できません。

それでも、

「この人とはもう少し一緒にいてもいい」

くらいには思ってくれていたのかな。

僕にとっては、それで十分でした。

出会い系を使っていると、結果ばかりを求めてしまうことがあります。

付き合えたのか。

次のデートにつながったのか。

もっと親密になれたのか。

でも、実際に記憶に残っているのは、意外とそんな結果だけではありません。

待ち合わせした瞬間。

車の中で交わした会話。

突然言われた一言。

そして二人で静かな場所へ向かった時間。

そういう小さな場面のほうが、何年たっても覚えていたりします。

あの「早く行きたい」は何だったのか

結局、彼女がなぜ「早く快活クラブへ行きたい」と思っていたのか、本当のところは彼女にしか分かりません。

僕と二人きりになりたかったのかもしれない。

単純に休みたかっただけかもしれない。

もっと話してみたいと思ってくれていたのかもしれない。

今になって答えを一つに決める必要もないと思っています。

ただ一つ言えるのは、アプリの中だけでやり取りしていた二人が実際に会い、少しずつ距離を測りながら同じ時間を過ごしたということです。

ハッピーメールを利用していた頃には、こうした出来事がいくつもありました。

大事件ではありません。

映画のような恋愛でもありません。

それでも僕にとっては、

「あのとき、彼女は何を考えていたんだろう」

と今でも思い出す一日です。

出会い系の記録を書いていると、成功や失敗だけでは説明できない場面がたくさんあります。

今回の出来事も、その一つでした。

彼女が早く快活クラブへ行きたがった理由。

その答えは今でも分かりません。

ただ、あのとき二人で過ごした時間と、少しだけ距離が近づいたように感じた空気は、今でも僕の記憶に残っています。

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