私は昔からドラクエが好きだ。
ゲームを始める。
町へ行く。
人と話す。
情報を集める。
次の目的地を探す。
少しずつ経験を積みながら、できることが増えていく。
こういう流れが好きだった。
そんな私がハッピーメールを利用したとき、ある時ふと思った。
「これ、ゲームとはまったく違うものだけど、自分がハマった理由には少し共通点があるかもしれない」
もちろん、ハッピーメールはゲームではない。
画面の向こうにいるのはキャラクターではなく、本物の人間だ。
それでも私自身の感覚として、プロフィールを作り、相手を探し、メッセージを送り、返事を待つという一連の流れに、どこかゲームを進めているときに似た「次が気になる感覚」があった。
今回は、ドラクエ好きの私が、なぜハッピーメールにもゲームのような面白さを感じてハマったのかを書いてみたい。
最初は何も分からないところから始まる
ゲームを始めた直後は、何をすればいいのか分からないことがある。
どこへ行けばいいのか。
誰に話しかければいいのか。
どんな装備をそろえればいいのか。
ハッピーメールを始めたときも、私には似た感覚があった。
どんなプロフィールを書けばいいのか。
どんな写真がいいのか。
どんな相手にメッセージを送ればいいのか。
最初から全部分かっていたわけではない。
実際に使いながら、
「こういう書き方のほうがいいのかな」
「このメッセージは少し長すぎたかな」
と考える。
少しずつ使い方を覚えていく。
この「最初は分からないけれど、経験しながら覚えていく」という部分が、私には面白かった。
プロフィール作りがキャラクター設定のように感じた
ゲームでは、自分のキャラクターを作ったり、装備や職業を考えたりすることがある。
出会い系サイトのプロフィールは、もちろんそれとは違う。
嘘の人物を作る場所ではない。
それでも、
「自分のどの部分を相手に伝えるか」
を考える作業には独特の面白さがあった。
趣味は何を書くか。
どんな自己紹介にするか。
文章を長くするか短くするか。
自分では普通だと思っていることでも、相手から見れば興味を持ってもらえるかもしれない。
ゲームのキャラクター作成というより、自分という人間の情報を整理して相手に伝える作業だった。
ここを少し変えるだけで反応が変わることもある。
私はその変化を見るのも面白いと感じていた。
メッセージを送ったあとの「返事が来るかな」が大きかった
私が特にゲーム性のようなものを感じたのは、メッセージを送ったあとだった。
送る。
待つ。
しばらくして確認する。
返事が来ている。
この瞬間は、やはりうれしい。
逆に返事が来ないこともある。
それなら別の相手を探してみる。
プロフィールを直してみる。
最初の一文を変えてみる。
そんな試行錯誤が続く。
ドラクエなら、強い敵に勝てなければレベルを上げたり装備を変えたりする。
もちろん恋愛や出会いを攻略ゲームのように考えるべきではない。
相手には相手の気持ちがあるからだ。
それでも、自分の行動を振り返って次に生かすという部分には、私の好きなゲームと少し似た感覚があった。
ログインすると何か変わっているかもしれない
ハッピーメールにハマっていた頃は、ログインすること自体が楽しみになっていた。
「何か来ているかな」
と確認する。
メッセージが来ていればうれしい。
何もなければ少し残念。
それでもまた時間がたつと確認したくなる。
ゲームでも、
「次の町へ行ったら何があるだろう」
「この先には何があるだろう」
という気持ちで先へ進む。
私の場合、ハッピーメールでは、
「次に誰と話すことになるんだろう」
という期待感があった。
これが継続してログインしていた理由の一つだったと思う。
相手によって展開がまったく違う
ゲームなら、基本的には作られたシナリオがある。
しかし人とのやり取りには決められたシナリオがない。
ここはゲームとは大きく違う。
すぐに返信してくれる人。
一日に一回くらい返信する人。
短文の人。
かなり長い文章を書く人。
話が続く人。
途中で終わる人。
実際に会うところまで進む人。
相手が変われば展開も変わる。
昨日まで順調に話していたのに、突然連絡がなくなることもある。
逆に、
「この人とはあまり続かないかな」
と思っていた相手と意外に長く話すこともある。
予測できない。
だから次が気になった。
「経験値」が増えていくような感覚もあった
長く使っていると、自分の中には経験がたまっていく。
最初の頃には気づかなかったことが分かるようになる。
最初から長文を送りすぎない。
返信を急かさない。
プロフィールをきちんと読む。
相手によって会話のテンポが違うことを理解する。
すぐに結果を求めない。
こうしたことは、実際にやり取りを重ねる中で少しずつ覚えていった。
ゲームなら画面上に経験値が表示される。
現実の人間関係には、そんな数字は出ない。
それでも、
「以前より少し落ち着いてやり取りできるようになったかな」
と感じることはあった。
私にとっては、それも一つの成長だった。
ただし相手はNPCではない
ここは非常に重要だと思う。
どれだけ私がゲーム的な面白さを感じたとしても、相手はNPCではない。
一人の人間だ。
ゲームなら何度同じ人に話しかけても問題ない。
しかし現実では違う。
返事がなければ、それも相手の意思だ。
断られることもある。
途中でやり取りが終わることもある。
相手の都合もある。
自分が楽しいからといって、相手に返信を求め続けていいわけではない。
私はハッピーメールにゲーム性を感じたが、人そのものをゲームの対象として見ていたわけではない。
ここは分けて考える必要がある。
ポイントにも注意が必要だった
ゲームには、
「もう少しだけやろう」
と思わせる仕組みがある。
出会い系サイトでも、利用方法によってはポイントや料金が関係する。
私のように、
「もう一人見てみよう」
「もう少しやり取りしてみよう」
となるタイプは、特に使いすぎに注意したほうがいいと思う。
楽しいと感じること自体は悪くない。
しかし、お金と時間は現実のものだ。
利用するなら現在の料金体系や利用条件を確認して、自分で上限を決めることも大切だと思う。
ゲーム感覚で際限なく使うのは避けたい。
ドラクエ好きだったから余計にハマったのかもしれない
振り返ってみると、私は単に女性と出会える可能性があるからハッピーメールを続けていたわけではなかったのかもしれない。
プロフィールを考える。
相手を探す。
メッセージを送る。
反応を見る。
失敗する。
少し修正する。
また試してみる。
この繰り返しそのものが、自分の性格に合っていた。
ドラクエで町を一つずつ回り、情報を集め、少しずつ先へ進んでいく。
その感覚が好きな私には、ハッピーメールの「次に何が起こるか分からない」という部分も面白かった。
ハマったこと自体も一つの記録
今振り返ると、
「なぜあんなに頻繁にログインしていたんだろう」
と思うこともある。
でも理由を考えてみると、自分なりに分かってくる。
出会いへの期待。
メッセージが届くうれしさ。
知らない人と話す新鮮さ。
そして、試行錯誤する面白さ。
その全部が重なっていた。
私にとってハッピーメールは、ただ登録して終わるサイトではなかった。
何度もログインし、いろいろな人とやり取りし、そのたびに一喜一憂した場所だった。
まとめ|ゲーム性を感じたから続いたのかもしれない
私はドラクエが好きだ。
そしてハッピーメールを使ったときにも、どこかゲームを進めるときに似た感覚を覚えた。
ただし、決定的に違うこともある。
ゲームの向こうにいるキャラクターと違い、出会い系サイトの向こうにいるのは本物の人間だ。
だからこそ、相手への配慮や距離感は忘れてはいけない。
それでも自分自身の行動について、
試す。
反応を見る。
考える。
少し変える。
また試す。
という流れには、確かに私がゲームで好きだったものと似た面白さがあった。
もしかすると、ドラクエ好きだった私は、出会いだけではなく、その「少しずつ先へ進んでいく感覚」にもハマっていたのかもしれない。
これもまた、私のハッピーメール体験の一つとして記録しておきたい。


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