東京都内を歩いていると、ビルの壁面や屋上に大きな広告看板を見かけることがあります。
私が気になったのが、ハッピーメールの大きな看板です。
スマホで利用するサービスなのに、なぜネット広告だけではなく、わざわざ都内の目立つ場所に大きな看板を出すのでしょうか。
大きなビル広告となれば、それなりに広告費もかかるはずです。
それでも看板を出すのなら、単純に「今すぐ登録してもらう」以外にも意味があるのではないか。
今回はハッピーメールを利用してきた私が、街中で大きな看板を見て感じたことから、その広告効果について考えてみます。
とにかく「名前を覚えてもらう」効果は大きそう
一番わかりやすい効果は、やはり知名度だと思います。
大きな看板の場合、興味がある人だけが見るとは限りません。
その場所を歩いている人、車に乗っている人、通勤や買い物で何度も同じ場所を通る人など、多くの人の視界に入る可能性があります。
ネット広告の場合は、画面をスクロールすれば一瞬で消えてしまいます。
しかし、ビルに設置された大きな看板はそこに残り続けます。
毎日のようにその場所を通れば、
「またハッピーメールだ」
となるかもしれません。
登録まではしなくても、サービス名は記憶に残る。
これだけでも広告として意味がありそうです。
「聞いたことがあるサービス」になるのが強い
マッチング系のサービスは数が多いため、初めて利用する人からすると、どれを選べばいいのかわかりにくいものです。
そこで意外と重要になるのが、
「この名前、聞いたことがある」
という感覚ではないでしょうか。
ネットでサービスを探したとき、まったく知らない名前と、街中で何度も見たことのある名前が並んでいたらどうでしょう。
大きな看板を見ただけでサービスの安全性や品質まで判断できるわけではありません。
それでも、「知っている」という感覚は生まれます。
すぐに登録につながらなくても、あとで検索したときに思い出してもらえる。
大型看板には、そんな役割もありそうです。
大きな看板そのものが存在感を作る
私が興味深いと思うのは、広告の「大きさ」です。
スマホの小さな広告と、都内のビルに掲げられた巨大な看板では、同じサービス名が書かれていても受ける印象が違います。
大きな広告を見ると、
「かなり広告を出しているんだな」
「よく見るサービスだな」
という印象を持つ人もいるでしょう。
もちろん、広告が大きいからサービスの内容まで優れているという意味ではありません。
ここは分けて考える必要があります。
ただ、ブランドの存在感を示すという意味では、大型広告は非常にわかりやすい方法です。
街の景色の中にサービス名がある。
それ自体が認知につながります。
今すぐ登録しない人にも広告できる
大型看板の面白いところは、その場で行動してもらわなくてもいい点だと思います。
たとえば、看板を見た人がその日にハッピーメールへ登録するとは限りません。
恋人がいるかもしれません。
出会いを探していないかもしれません。
広告そのものに興味がない人もいるでしょう。
しかし半年後、1年後に状況が変わる可能性があります。
「出会いを探してみようかな」
と思ったときに、
「そういえばハッピーメールという名前を見たことがある」
と思い出す可能性があります。
つまり大型看板は、「今日登録する人」だけではなく、「将来利用するかもしれない人」にも名前を届けていると考えられます。
ネット広告とは役割が違うのでは?
ハッピーメールのようなインターネットサービスなら、ネット広告だけでも利用者を集めることはできます。
検索広告、SNS、ウェブサイトなど、ユーザーに直接クリックしてもらえる方法はいろいろあります。
しかもネットなら、
広告を見る
↓
サイトを開く
↓
登録する
という流れを作りやすい。
一方、街中の大型看板はクリックできません。
それでも使われるのは、ネット広告とは別の役割があるからだと思います。
ネット広告が「行動してもらう広告」だとすれば、大型看板は**「存在を覚えてもらう広告」**という側面が強いのではないでしょうか。
両方を組み合わせれば、
街で名前を見る
↓
後日ネットでも見る
↓
名前を思い出す
↓
気になって検索する
という流れも考えられます。
都内にあることにも意味がありそう
東京には非常に多くの人が集まります。
通勤する人、買い物する人、遊びに来る人、旅行者など、街を歩く人の目的もさまざまです。
特に人通りの多いエリアに大型看板を設置できれば、一つの広告を多くの人に見てもらえる可能性があります。
屋外広告会社でも、都内主要繁華街の大型看板について、その大きさと視認性を特徴として紹介しています。
だからこそ、都内のビルという場所自体にも広告価値があるのでしょう。
ただし、「都内ならどこでも同じ」ではありません。
駅から見えるのか、歩行者から見えるのか、大きな道路から見えるのかなどによって広告の意味は変わるはずです。
大型看板は、大きさだけでなくどこから見えるかも重要なのだと思います。
利用経験者が見るとまた印象が違う
私の場合、ハッピーメールというサービスを知らない状態で看板を見るのとは違います。
すでに名前を知っているので、
「あ、ハッピーメールだ」
とすぐ認識できます。
これは実際に街を歩いていて面白いところです。
普段スマホの中で見ているサービスが、現実の街の巨大な看板として出てくる。
すると、サービスの存在を急に大きく感じます。
ネットの中だけにあるサービスではなく、現実の街でも広告を展開していることが視覚的に伝わってきます。
利用経験がある人に対しても、ブランドを再認識させる効果はありそうです。
看板を見ただけで「信頼できる」と判断はしない
一方で、ここは注意したいところです。
大きな広告が出ているからといって、
「絶対に安全」
「必ず出会える」
「信頼できるサービス」
と判断するのは違うと思います。
大型看板からわかるのは、基本的には広告が掲出されているという事実です。
サービスを利用するかどうかは、料金体系、利用規約、本人確認の仕組み、運営情報、自分の利用目的などを確認して判断する必要があります。
広告の大きさとサービスの中身は別問題です。
これはハッピーメールに限らず、どんなサービスでも同じでしょう。
東京では看板を出すこと自体にもルールがある
ちなみに、東京都内では好きな場所に自由に巨大看板を出せるわけではありません。
東京都では屋外広告物について条例などによる規制があり、地域や物件による制限、表示面積や高さなどの基準があります。
原則として許可が必要になるケースもあります。
巨大なビル広告は、単にデザインを作って壁に貼れば完成、というほど単純なものではないわけです。
街を歩きながらそう考えると、一枚の大型看板を見る目も少し変わります。
私が一番大きいと思うのは「思い出してもらう力」
では、ハッピーメールの都内の大型看板にはどんな効果があるのか。
私が一番大きいと思うのは、
「ハッピーメールという名前を頭のどこかに残すこと」
です。
その場でスマホを取り出して登録する人は多くないかもしれません。
しかし、
「あの名前、見たことがある」
という状態を作ることはできます。
そして、いざ出会いを探そうと思ったときに名前を思い出す。
検索結果に出てきたときに気づく。
ネット広告を見たときに「あの看板のサービスだ」とつながる。
この積み重ねが、大型看板の価値なのではないでしょうか。
まとめ
ハッピーメールの都内にある大きなビル看板を見て、最初は「こんな大きな広告を出して何の効果があるんだろう?」と思いました。
考えてみると、目的はその場ですぐ登録させることだけではなさそうです。
サービス名を覚えてもらう。
街の中で存在感を出す。
何度も目に入ることで親しみを作る。
そして、将来出会いを探すタイミングで思い出してもらう。
こうした効果が組み合わさっているのでしょう。
スマホで利用するサービスだからこそ、逆に現実の街に巨大な広告を出す意味があるのかもしれません。
私自身、街で大きなハッピーメールの看板を見たことで、改めてサービスの知名度について考えるきっかけになりました。
普段なら通り過ぎてしまうビル広告ですが、利用経験のあるサービスの看板として見ると、なかなか興味深いものがあります。


コメント