出会い系で女性と話していると、プロフィールだけでは分からなかった家庭の話を聞くことがある。
以前会った女性は、旦那さんが水道工事の仕事をしていると言っていた。
最初は「そういう仕事をしているんだ」くらいに聞いていたのだが、話しているうちに気になったことがあった。
旦那さんの愚痴がとにかく多い。
仕事のこと。
家でのこと。
普段の態度。
会話をしていると、何度も旦那さんへの不満に戻ってくる。
もちろん、夫婦のことは本人たちにしか分からない。
私は旦那さんに会ったこともないので、女性から聞いた話だけで「旦那が悪い」と判断することもできない。
それでも、出会い系で知り合った女性から夫婦の愚痴を何度も聞くというのは、独特の体験だった。
今回は、そのとき感じたことを振り返ってみたい。
※この記事は個人的な体験をもとにした記録です。人物が特定されないよう一部を一般化しています。
1.最初は普通の世間話だった
初めから旦那さんの愚痴ばかりだったわけではない。
普通の雑談をしている中で、家庭の話になった。
そこで旦那さんが水道工事関係の仕事をしていると聞いた。
仕事について聞いたこと自体は特に印象的ではなかった。
ところが話が続いていくと、
「旦那がこうで……」
「家ではこんな感じで……」
という具合に、旦那さんへの不満が少しずつ増えていった。
私は基本的に聞く側だった。
そこで思った。
出会い系で会った相手に、ここまで家庭の話をするんだな。
普段なかなか話せないことを、家庭の外にいる人だからこそ話せる場合もあるのかもしれない。
ただ、その理由を本人に確認したわけではない。
2.なぜ私にそこまで話すのかと思った
旦那さんの愚痴を聞いているうちに、
「なぜ自分にここまで話してくれるのだろう」
とは思った。
しかし、ここで都合よく解釈しないことは大切だと思う。
例えば、
「旦那の愚痴を言う=自分に好意がある」
とは限らない。
単純に話を聞いてほしかったのかもしれない。
ストレスがたまっていた可能性もある。
家庭とは関係のない相手だから話しやすかっただけかもしれない。
本人にしか本当のところは分からない。
出会い系では、相手のちょっとした発言を「脈ありサイン」と解釈したくなることがある。
だが、愚痴を聞かされたという事実と、恋愛感情があるかどうかは別の問題だと思う。
3.旦那さんを一緒になって悪く言わない
この経験で大事だと思ったのが、相手が旦那さんの悪口を言っていても、自分まで一緒になって悪く言わないことだ。
例えば、
「そんな旦那なら別れた方がいい」
「最低な旦那だね」
などと簡単に言うのは避けた方がいい。
私は夫婦の日常を見ているわけではない。
その日の会話で、片方から聞いた話しか知らない。
それだけで他人の夫婦関係を評価することはできない。
それに、本人が愚痴を言うことと、第三者から配偶者を悪く言われることは同じではない。
本人は不満を言っていても、他人に旦那さんを否定されたら嫌な気持ちになる可能性だってある。
だから私は、
まず聞く。勝手に結論を出さない。
これくらいがちょうどいいと思った。
4.愚痴を聞く時間が長くなると関係も不思議になる
最初は出会い系で知り合った男女だった。
ところが、旦那さんの愚痴をずっと聞いていると、恋愛の相手というより「相談相手」のような時間になってくる。
これは少し面白い変化だった。
出会い系というと、
「恋人を探す」
「デートする」
といったイメージが強い。
しかし、実際の人間関係はそんなに単純ではない。
話を聞いているだけで終わる日もある。
仕事の話になることもある。
家庭の話になることもある。
出会った場所が出会い系だからといって、すべての会話が恋愛の方向へ進むわけではない。
むしろ相手が抱えている日常が見えてきたことで、プロフィール画面だけを見ていたときより、一人の人間として感じられるようになった。
5.既婚女性と会うなら境界線は考えておきたい
一方で、相手が既婚者なら独身者同士とは事情が違う。
相手が旦那さんへの不満を話しているからといって、
「夫婦関係は終わっている」
「何をしても問題ない」
と判断するのは危険だ。
夫婦の状態は外から簡単には分からない。
本人から不満を聞いただけでは判断できないことも多い。
だから、相手が何を求めているのか、自分はどんな関係を望んでいるのかについては、冷静に考える必要があると思う。
サービスを利用するなら、利用規約や相手との境界線も確認しておきたい。
感情が入るほど、この部分は曖昧になりやすい。
6.「家庭がうまくいっていない」と決めつけない
旦那さんの愚痴が多いと、
「この夫婦はうまくいっていないのでは?」
と思ってしまう。
私も話を聞きながら、そう感じる瞬間はあった。
ただ、それも外から見た印象にすぎない。
夫婦で何十年も生活していれば、不満の一つや二つはあるだろう。
愚痴を言うことと、離婚したいことも同じではない。
ここを混同すると、相手の気持ちを勝手に物語にしてしまう。
特に出会い系では、
「旦那の愚痴を言う」
↓
「夫婦仲が悪い」
↓
「自分に気がある」
というように、自分に都合のいいストーリーを作りやすい。
でも、その3つは別々に考えた方がいい。
分からないものは分からない。
それくらいの距離感の方が、相手にも失礼にならないと思う。
7.愚痴ばかりでも、その人のすべてではない
もう一つ感じたのは、その日に愚痴が多かったからといって、
「愚痴ばかり言う女性」
と決めつける必要もないということだ。
たまたまストレスがたまっていた日だったのかもしれない。
普段話せる相手がいなかったのかもしれない。
私が聞き役になったことで、話が止まらなくなった可能性もある。
一度会っただけ、一部の会話をしただけでは、その人の生活全部は分からない。
出会い系では短時間で相手を判断しがちだが、これは覚えておきたいと思った。
8.聞き役になるのも意外と疲れる
とはいえ、ずっと愚痴を聞き続けるのは意外と疲れる。
これは相手が悪いという意味ではない。
自分にも「聞ける量」があるということだ。
最初は普通に聞けても、長時間続くとこちらまで気持ちが重くなることがある。
そんなときは無理して、
「何時間でも聞くよ」
といい人を演じる必要はないと思う。
話題を変える。
少し休憩する。
その日は早めに切り上げる。
自分の負担が大きくなってきたら、距離を調整することも人間関係では必要だ。
9.出会い系で分かるのはプロフィール以上の日常
プロフィールには、年齢や趣味、好きなことなどが書かれている。
しかし、実際に話してみると、それだけでは見えなかった生活が出てくる。
今回なら旦那さんの仕事の話や、家庭への不満だった。
私はその話を聞くことで、
「この人にも普段の生活があるんだ」
と改めて感じた。
当たり前のことなのだが、出会い系を使っていると忘れやすい。
画面の向こうにいるのはプロフィールではなく、自分と同じように仕事や家庭、人間関係を抱えている一人の人間だ。
まとめ|旦那の愚痴を聞いたからといって、関係を決めつけない
旦那さんが水道工事をしている女性と話していたら、いつの間にか旦那さんの愚痴をたくさん聞くことになった。
今振り返ると、かなり印象に残っている。
ただ、
「旦那の愚痴を言われた=自分に好意がある」
とは考えない方がいいと思う。
相手は単純に話を聞いてほしかったのかもしれない。
そして、夫婦関係についても外から勝手に判断しない方がいい。
相手の話は聞く。
でも、旦那さんを一緒になって攻撃しない。
自分に都合よく恋愛のサインに変換しない。
そして、自分が疲れるほど愚痴を受け止め続けない。
出会い系で知り合った相手であっても、結局必要なのはこうした普通の人間関係の距離感なのだと思う。
華やかな出来事ではなかった。
それでも、出会い系で会った女性から延々と旦那さんの愚痴を聞いた時間も、私にとっては忘れにくい一つの出会いの記録になっている。


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