ハッピーメールを長く使っていると、いろいろな女性との出会いがあります。
楽しかったこともあれば、うまくいかなかったこともあります。
そして何年経っても、
「結局、あれは何だったんだろう?」
と理由が分からないまま残っている出来事もあります。
私にとって、その一つが介護士の彼女とのドライブデートでした。
彼女とはハッピーメールをきっかけに知り合い、その後、何度か会うようになりました。
ドライブデートをすることもありました。
車の中は二人だけです。
外の景色を見ながら話したり、仕事の話をしたり、何でもない雑談をしたり。
普通のデートでした。
ところが彼女には、私がいまだに理解できていない不思議な癖がありました。
突然、
「うんこ!」
と叫ぶのです。
しかも一度ではありません。
ドライブデートをしていると、ときどき突然言うのです。
今思い出しても謎です。
最初に聞いたときは驚いた
初めて聞いたとき、私は当然驚きました。
二人で普通に話しているところに、突然の「うんこ」です。
前後の会話と関係があったのか。
何か面白いものを見つけたのか。
私に対する冗談だったのか。
正確なところは、今となっては分かりません。
ただ、あまりにも突然だったので印象に残りました。
普通なら一度変なことを言ったくらいなら、しばらくすると忘れてしまいます。
しかし彼女の場合、一回だけではありませんでした。
別の日のドライブでも、
「うんこ!」
また言う。
私は、
「また言った」
と思いました。
介護士として働いていた彼女
彼女は介護士として働いていました。
仕事の話を聞くこともありました。
介護という仕事は、人と直接向き合う仕事です。
もちろん、私は実際の職場で彼女がどんな働き方をしていたのかを見たわけではありません。
仕事中の彼女と、私と一緒にいるときの彼女は違ったでしょう。
だから職業と「うんこ!」という発言を直接結びつけるつもりはありません。
ただ、普段は仕事をしている大人の女性が、私と二人で車に乗っていると突然そんな言葉を叫ぶ。
そのギャップがおかしかったのかもしれません。
なぜ「うんこ」だったのか
今でも一番分からないのが、
なぜその言葉だったのか
ということです。
「わー!」
とか、
「疲れたー!」
なら分かります。
何か面白いものを見て笑うのも分かります。
ところが、
「うんこ!」
です。
小学生なら分かります。
しかし、大人同士のドライブデートです。
私は運転しながら、
「何なんだろう?」
と思っていました。
もちろん、人にはそれぞれ口癖があります。
意味もなく言ってしまう言葉もあるでしょう。
本人にとっては深い意味がなかった可能性もあります。
だから、今になって心理的な理由を勝手に決めつけることはできません。
私を笑わせようとしていた?
可能性として考えたことの一つが、単純に私を笑わせたかったのではないかということです。
二人で長時間車に乗っていると、会話が途切れることがあります。
ずっと話し続ける必要もありませんが、ちょっとした冗談を言いたくなることもあります。
そんなとき、彼女なりの笑わせ方が、
「うんこ!」
だったのかもしれません。
ただ、それならそれで、なぜ毎回それなのか。
そこがまた謎です。
もっと別の言葉でもよさそうなものです。
しかし彼女は「うんこ」でした。
今思えば、それが彼女独特のユーモアだった可能性はあります。
私の前だから素を出していた?
もう一つ考えられるのは、私の前で気を使わなくなっていたということです。
知り合ったばかりの男女は、多少なりとも相手によく見られようとします。
服装を気にしたり、言葉遣いを気にしたりします。
ところが何度も会っていると、だんだん素の部分が出てきます。
最初なら絶対に言わなかったようなことも言うようになります。
そう考えると、突然の「うんこ!」も、
「この人の前なら変なことを言っても大丈夫」
という安心感の表れだったのでしょうか。
もしそうなら、悪い意味ではなかったのかもしれません。
むしろ距離が縮まっていたからこそ出てきた言葉だったとも考えられます。
ただし、これは今の私が考えているだけです。
本人に確認したわけではありません。
ドライブデートは相手の素が見えやすい
振り返ってみると、ドライブデートは相手の性格が見えやすい時間だったと思います。
食事だけなら一時間程度で終わることがあります。
しかしドライブの場合、何時間も一緒にいることがあります。
車という狭い空間の中で二人だけになります。
ずっと格好をつけ続けるのは難しい。
沈黙もあります。
眠くなることもあります。
くだらない話もします。
だからこそ、その人の普段の雰囲気が少しずつ見えてくるのでしょう。
彼女の「うんこ!」も、そんなドライブだから聞けた言葉だったのかもしれません。
マッチングサイトで知り合った相手も普通の人
ハッピーメールというと、「出会えるのか」「業者はいないのか」といった話に注目が集まりやすいと思います。
しかし実際に誰かと知り合って、その後も会うようになると、サイトを使っていたこと自体はだんだん意識しなくなります。
一緒にご飯を食べる。
ドライブする。
仕事の話をする。
くだらない話で笑う。
そういう普通の人間関係になっていきます。
私にとって彼女との思い出もそうでした。
「ハッピーメールで知り合った女性」というより、
「ドライブ中に突然『うんこ!』と叫ぶ彼女」
という記憶のほうが強く残っています。
出会った場所より、その後に二人で何をしたかのほうが思い出になるのだと思います。
当時もっと理由を聞いておけばよかった
今になって思うのは、本人にちゃんと聞いておけばよかったということです。
「なんでいつも『うんこ』って言うの?」
そう聞けばよかった。
もしかすると、
「別に意味ないよ」
で終わったかもしれません。
あるいは、彼女なりの理由があったのかもしれません。
しかし私は理由を知らないままです。
そのため、何年経っても記憶の片隅に残っています。
人間の記憶とは不思議です。
大きなイベントだけを覚えているわけではありません。
高級なレストランに行ったことより、車の中で相手が言った一言のほうを覚えていることがあります。
今となっては少し笑える思い出
当時は、
「なんで突然そんなこと言うんだ?」
と思っていました。
しかし今振り返ると、少し笑える思い出です。
人にはそれぞれ変なところがあります。
完璧な人はいません。
自分では普通だと思っている癖が、相手からすると不思議に見えることもあります。
彼女にとって「うんこ!」と叫ぶことがどの程度普通だったのか、私には分かりません。
私といるときだけだったのかもしれません。
誰と一緒でも言っていたのかもしれません。
結局、答えは本人にしか分からないでしょう。
ハッピーメールの思い出はこういう小さな出来事にも残っている
ハッピーメールを利用していて記憶に残るのは、「会えた」「会えなかった」という結果だけではありません。
実際に会った人との何でもない会話や、その人独特の行動も残ります。
介護士だった彼女とのドライブもその一つです。
景色を見ながら車を走らせる。
二人で普通に話している。
そして突然、
「うんこ!」
今考えても意味が分かりません。
でも、意味が分からないからこそ忘れないのかもしれません。
もしあのとき、
「どうしてそれを言うの?」
と聞いていたら、今頃答えを知っていたでしょう。
聞かなかったので、私の中では永久に未解決です。
ハッピーメールで出会った人との記憶には、恋愛らしい出来事だけでなく、こういう妙にくだらない思い出もあります。
そして案外、そんな何でもない一言のほうが、何年経っても鮮明に残っているものなのだと思います。


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