ハッピーメールを長く使っていると、本当にさまざまな事情を抱えた女性と知り合うことがある。
恋人を探している人。
話し相手が欲しい人。
離婚後に新しい出会いを探している人。
そして自分が過去に知り合った女性の中には、**「暴力を振るう旦那から逃げている」**という趣旨の話をしていた人もいた。
最初に聞いたときは、かなり驚いた。
単なる夫婦喧嘩や別居とは話の重さが違う。
ただ、自分は彼女の家庭を実際に見たわけではない。
旦那に会ったこともない。
そのため、この記事で書けるのは、あくまで彼女本人からそう聞いたという自分の体験までだ。
それでも彼女とは、その後かなり仲良くなった。
今回はそのときのことを、ハッピーメール記録帖の一つとして残しておきたい。
※本記事は成人同士の出会いについて、筆者の記憶をもとに書いた個人的な体験記です。相手を特定できる情報は省略しています。また、夫婦間の暴力などに関する内容は相手から聞いた話であり、筆者自身が事実関係を確認したものではありません。
最初は普通の女性という印象だった
彼女とはハッピーメールを通じて知り合った。
最初から家庭の深刻な事情を聞いていたわけではない。
サイト上では普通にメッセージをやり取りした。
何気ない話をする。
お互いのことを少しずつ知っていく。
そんな普通の始まりだった。
プロフィールを見ただけでは、その人がどんな人生を送っているのかまでは分からない。
彼女についても同じだった。
やり取りを続けていく中で、徐々に家庭についての話が出るようになった。
そこで彼女から聞いたのが、
旦那から暴力を受け、逃げるように離れて生活しているという話だった。
自分としては、かなり重い話だった。
本当なら相当大変な状況だと思った
暴力という言葉を聞けば、当然心配になる。
ただ、自分には判断できないことも多かった。
どのような夫婦関係だったのか。
いつから別々に暮らしていたのか。
具体的に何が起きていたのか。
自分はすべてを確認したわけではない。
だから、
「旦那は絶対にこういう人だった」
と第三者の自分が断定することはできない。
これは体験談を書く上でも大切だと思っている。
自分が確認できた事実と、相手から聞いた話は分けたほうがいい。
ただし、もし彼女の話どおり暴力から避難していたのであれば、安全を最優先にすべき状況だったことは間違いない。
彼女とはかなり普通に話せた
重い家庭事情を聞いたからといって、彼女との会話が毎回暗かったわけではない。
むしろ自分の記憶に残っているのは、普通に話していた時間だ。
いろいろな話をした。
笑うこともあった。
何でもない話もした。
そして、かなり仲良くなった。
今考えると、これが印象深い。
人間にはいろいろな面がある。
家庭で深刻な問題を抱えているからといって、その人のすべてがその問題だけになるわけではない。
普通に話したいときもあるだろう。
笑いたいときもある。
食事をしたり、出かけたり、誰かと会話したりしたいこともある。
彼女と接していると、そういう当たり前のことを感じた。
自分が彼女を「救う」とは考えなかった
こういう話を聞くと、
「自分が助けなければ」
と思ってしまう人もいるかもしれない。
しかし、自分はそこまで踏み込まないほうがいいと思っていた。
自分は夫婦問題の専門家ではない。
法律の専門家でもない。
そして、ハッピーメールで知り合ったばかりの人間だ。
話を聞くことはできる。
普通に接することもできる。
しかし、相手の家庭問題を自分一人で解決することはできない。
仲良くすることと、相手の人生を背負うことは別だ。
これは非常に重要だと思う。
旦那から逃げているなら居場所にも注意が必要
彼女の話が事実なら、特に慎重に扱うべきなのが居場所だったと思う。
誰と会ったのか。
どこに住んでいるのか。
どの店へ行ったのか。
どこで働いているのか。
こうした情報を軽い気持ちで他人へ話すべきではない。
SNSへ一緒に撮った写真を載せることにも慎重になる必要がある。
背景に駅名や店名が写れば、場所を推測されることもある。
自分が善意で投稿した情報が、相手にとって困る情報になる可能性もある。
相手が誰かから身を守るために居場所を伏せているのなら、こちらもその安全を壊さない配慮が必要になる。
仲良くなっても夫婦問題には直接入らない
彼女と仲良くなったとしても、自分から旦那へ連絡するようなことは考えなかった。
これは絶対に別の話だと思う。
「俺が話をつけてやる」
「旦那に文句を言ってやる」
こうした行動は、むしろ状況を悪化させる可能性がある。
本人の居場所が知られるかもしれない。
トラブルが大きくなるかもしれない。
自分自身まで巻き込まれる可能性もある。
相手を心配する気持ちと、直接介入することは同じではない。
専門的な対応が必要な問題なら、専門機関につなぐほうがはるかに重要だと思う。
既婚者であることも忘れてはいけない
もう一つ難しかったのが、彼女が結婚しているという点だった。
旦那から逃げている。
別々に生活している。
本人がそう話していたとしても、それだけで法的な婚姻関係まで分かるわけではない。
別居していることと離婚が成立していることは違う。
そのため、相手と恋愛的な関係へ進もうとする場合には慎重さが必要になる。
相手の家庭事情が大変だからといって、
「もう実質的に独身だろう」
とこちらが勝手に判断するのは危ない。
仲良くなることと、恋愛関係になること。
さらに深い関係になること。
それぞれを分けて考えたほうがいいと思う。
相手を心配してもお金は別問題
複雑な事情を抱えた人と知り合ったとき、もう一つ気をつけたいのがお金だ。
「逃げているから生活費がない」
「ホテル代が必要」
「引っ越し費用を貸してほしい」
仮にそう言われたとしても、サイトで知り合った相手へすぐに大金を渡すのは慎重になったほうがいい。
本当に困っている可能性もある。
しかし第三者である自分には、すべての事情を確認できない。
相手を思いやることと、お金を貸すことは別である。
銀行口座や身分証明書などの重要な個人情報についても同じだ。
親しくなったから安全、かわいそうだから全部信用する、という判断はしないほうがいい。
本当に暴力があるなら専門窓口が重要
今振り返って特に思うのはここだ。
もし相手が現在進行形で配偶者から暴力を受けていたり、居場所を探されていたり、身の危険を感じていたりするなら、出会い系サイトで知り合った相手だけで対応する問題ではない。
緊急の危険があるなら警察。
それ以外にも自治体や配偶者暴力相談支援センターなど、DVについて相談できる公的な窓口がある。
専門機関なら、安全確保や今後の生活について本人と一緒に考えることができる。
自分がヒーローになる必要はない。
むしろ、危険な問題ほど専門家へつなぐという考え方が大切なのだと思う。
それでも自分に残っているのは「仲良くできた」という記憶
彼女について思い出すとき、自分の中では「暴力を振るう旦那から逃げていた女性」という部分だけが残っているわけではない。
それ以上に、
かなり仲良くできた女性だった
という記憶が残っている。
人にはプロフィールから見えない人生がある。
普通に笑っている人にも事情がある。
逆に、大変な事情を抱えている人にも普通の日常がある。
ハッピーメールで知り合わなければ、自分と彼女の人生が交わることはなかったかもしれない。
そう考えると、不思議な出会いだった。
まとめ|事情を尊重しながら、冷静な距離感も必要だった
ハッピーメールで知り合った彼女は、暴力を振るう旦那から逃げているという趣旨の話を自分にしていた。
その話を聞いたときは驚いた。
それでも普通に話を続け、結果的にはかなり仲良くなった。
ただし、今振り返ると大切だったと思うことがある。
相手の話を聞く。
確認できないことを断定しない。
居場所や個人情報を不用意に広めない。
夫婦問題へ直接介入しない。
そして、本当に危険があるなら専門機関を頼る。
「仲良くなったから、自分が全部何とかする」という関係にしないことも、相手を尊重する方法の一つだと思う。
出会い系サイトで知り合う相手にも、それまで生きてきた長い人生がある。
彼女との出会いは、それを強く感じたハッピーメールでの経験の一つだった。


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