ハッピーメールを長く使っていると、いろいろな場所で待ち合わせをすることになる。
駅前だったり、コンビニの駐車場だったり、ショッピングモールだったり。
今回の待ち合わせ場所は、群馬県の渋川市役所付近だった。
今振り返ってみても、なぜ市役所を待ち合わせ場所にしたのか細かい経緯までは覚えていない。
ただ、市役所のような公共施設は場所がわかりやすい。
初めて会う二人にとっては、意外と便利な待ち合わせ場所なのかもしれない。
そして、この日のことを今でも覚えている一番の理由。
それは、待ち合わせ場所に現れた女性が、想像していた以上に綺麗だったことだ。
ハッピーメールで知り合った
きっかけはハッピーメールだった。
サイト上でやり取りをして、何通かメッセージを交換したあと、
「一度会ってみよう」
という流れになった。
マッチングサービスを使っていると、メッセージだけで終わってしまうことも珍しくない。
途中で返信がなくなることもある。
約束したとしても、本当に相手が来るのかは当日までわからない。
だから初対面の日は、何度経験しても少し緊張する。
写真を見ていたとしても、
「実際にはどんな人なんだろう」
と思う。
写真と実際の印象が違うこともあるからだ。
今回も特別な期待をしすぎず、とりあえず会って話してみようという気持ちで待ち合わせ場所へ向かった。
待ち合わせ場所は渋川市役所付近
渋川という街は、東京の巨大ターミナル駅とは雰囲気がまったく違う。
人が次々と流れてくる場所ではない。
だからこそ、待っている時間が妙に長く感じられた。
スマートフォンを確認する。
周囲を見る。
またスマートフォンを見る。
初対面の待ち合わせでは、近くを歩いている人を見るたびに、
「もしかして、あの人かな」
と思ってしまう。
でも違う。
そんなことを何度か繰り返した。
そして、しばらくすると一人の女性がやってきた。
「あ、この人なんだ」
最初に感じたのは、驚きだった。
かなり綺麗な人だった。
もちろん容姿の感じ方は人それぞれだ。
これはあくまで、そのときの自分が受けた印象でしかない。
それでも、
「写真で想像していたより綺麗だな」
と思ったことは、今でも覚えている。
マッチングサービスではプロフィール写真を見てから会うことが多い。
そのため、会う前からある程度のイメージを持ってしまう。
ところが実際に会うと、写真ではわからなかった雰囲気が加わる。
話し方。
表情。
歩き方。
声。
服装。
そういうものが全部合わさって、その人の印象になる。
この女性の場合は、実際に会ったときのほうが印象的だった。
綺麗な人を前にすると緊張する
問題はここからだった。
相手が自分の想像以上に綺麗だと、こちらが勝手に緊張してしまう。
普段なら普通に話せることでも、
「何を話そう」
と考えてしまう。
沈黙になったらどうしよう。
変なことを言ったらどうしよう。
そんなことまで気になってくる。
でも、後になって考えると、これはあまり意味がない。
相手がどんな外見であっても、初対面であることに変わりはない。
必要なのは、自分を必要以上によく見せることではなく、普通に会話することだった。
写真だけでは人はわからない
この日の経験で強く感じたのは、
プロフィールだけで相手を判断するのは難しい
ということだった。
写真が良く見えて、実際に会ったら印象が違うこともある。
反対に、写真では普通に見えていたのに、会ってみたらすごく魅力的に感じる人もいる。
これは別に、写真を加工しているかどうかという話だけではない。
人間の魅力は一枚の静止画だけでは伝わらないからだ。
笑ったときの表情が魅力的な人もいる。
声が印象的な人もいる。
話していると安心できる人もいる。
実際に会って初めてわかる部分はかなり大きい。
この女性も、自分にとってはまさにそのタイプだった。
初対面では期待しすぎないほうがいい
一方で、ハッピーメールに限らず、ネットで知り合った人と初めて会うときに気をつけたいこともある。
それは、会う前に相手を理想化しすぎないことだ。
メッセージが楽しい。
写真が好み。
趣味が合う。
それだけで、
「絶対に相性がいい」
と思ってしまうことがある。
でも実際に会えば、お互いに印象が変わる可能性がある。
自分が相手をどう感じるかだけではない。
当然、相手もこちらを見て判断している。
だから初対面は、
「恋人候補と会う」
くらいに考えるより、
「まず一度話してみる」
くらいの感覚のほうが気楽だと思う。
公共の場所で会う安心感
今考えると、市役所付近という待ち合わせ場所にもメリットがあった。
初めて会う相手なら、人目のある場所を選ぶほうが安心できる。
駅前。
カフェ。
商業施設。
公共施設の周辺。
こうした場所なら、初対面でも比較的会いやすい。
いきなり相手の自宅へ行ったり、自分の自宅へ呼んだりする必要はない。
車社会の地域では車で会うケースもあると思うが、それでも最初は人目のある場所で顔を合わせたほうが安心だ。
ネットで知り合った以上、お互い相手のことをまだほとんど知らない。
安全面について慎重すぎるくらいでいいと思う。
綺麗だったこと以上に残っているもの
年月が経つと、細かな会話は忘れてしまう。
どんなメッセージから始まったのか。
何時に待ち合わせたのか。
最初に何を話したのか。
そういう細部は少しずつ記憶から消えていく。
それでも、
「渋川市役所付近で待っていた」
という場面と、
「実際に会ったら、かなり綺麗な人だった」
という驚きは残っている。
不思議なものだ。
人との出会いは、その後長く続いたものだけが記憶に残るわけではない。
一度会っただけでも、ある場面だけ鮮明に覚えていることがある。
ハッピーメールは画面の向こうに人がいる
ハッピーメールを使っていると、最初はプロフィールの一覧を見る。
写真。
年齢。
自己紹介。
メッセージ。
スマートフォンの画面だけを見ていると、ゲームのような感覚になってしまう瞬間もある。
でも、当然ながら画面の向こう側にいるのは実際の人間だ。
相手にも生活がある。
仕事がある。
好き嫌いがある。
そして相手も、
「どんな人が来るんだろう」
と思いながら待ち合わせ場所へ向かっている。
実際に会うことで、それを改めて感じる。
地方だからこそ記憶に残る待ち合わせ
東京なら、新宿駅や渋谷駅のように定番の待ち合わせ場所がいくつもある。
しかし地方では事情が違う。
駅から離れて生活している人も多い。
車で移動する人も多い。
そのため、市役所や大型商業施設など、その地域で誰でもわかる場所が待ち合わせ場所になることがある。
「渋川市役所で待ち合わせ」
文字だけを見ると少し変わった組み合わせに感じる。
でも自分にとっては、それもハッピーメールを使っていた時代の一つの記録だ。
まとめ|今でも覚えている渋川での出会い
ハッピーメールで知り合った女性と、渋川市役所付近で待ち合わせをした。
そして現れた女性を見て、
「かなり綺麗な人だな」
と思った。
それが今回の記憶の中心だ。
その人がどこの誰なのかを詳しく書く必要はない。
むしろ、個人が特定されるような情報は残さないほうがいい。
ただ、
ネットで知り合った。
約束をした。
少し緊張しながら待った。
そして実際に一人の女性が現れた。
そんな一日の記憶だけは残しておきたい。
マッチングサービスを長く利用していると、成功した出会いだけでなく、何気ない待ち合わせまで含めて一つの記録になる。
渋川市役所付近を思い出すと、今でもあの日の光景が少しだけ蘇る。
「あの日、待ち合わせ場所に来た人は綺麗だったな」
自分にとっては、それだけでも十分に記憶に残る出会いだった。


コメント