ハッピーメールの人妻とローソンで待ち合わせ。コメダ珈琲からホテルへ向かった日の記録

実録ログ

出会いは、ハッピーメールだった。

私はこれまで長い間、出会い系サイトを利用してきた。

その中でもハッピーメールは、実際に女性と会う機会が比較的多かったサイトとして記憶に残っている。

もちろん、登録すれば簡単に会えるという意味ではない。

メッセージを送っても返事が来ない。

何日かやり取りして突然返信が止まる。

待ち合わせの話まで進んだのに、具体的な日程が決まらない。

そんなことは何度もあった。

だからこそ、「実際に会う」という段階まで進んだ女性のことは、今でも意外と覚えている。

今回の女性も、その一人だった。

ハッピーメールで知り合った人妻

彼女が既婚者であることは、メッセージのやり取りをしている段階で知っていた。

詳しい家庭事情について、私は深く聞かなかった。

出会い系サイトを長く利用していると、相手が話したくないことまで質問しないほうがいい場面がある。

少なくとも当時の私は、そう考えていた。

彼女とは何度かメッセージを交換した。

文章の雰囲気は比較的落ち着いていた。

ものすごく積極的というわけではない。

しかし、こちらの質問には普通に答えてくれる。

会話が極端に途切れることもなかった。

私は少しずつ、

「この人とは実際に会うかもしれないな」

と思うようになった。

出会い系サイトでは、不思議な感覚がある。

まだ一度も会ったことがないのに、メッセージの文章だけで相手との距離を想像してしまうのだ。

返信が早ければ脈があるように感じる。

文章が長ければ、自分に興味を持ってくれているように思う。

逆に一言だけの返信が続くと、「もう終わりかな」と考えてしまう。

実際には、相手が忙しいだけかもしれない。

それでも画面の向こう側にいる相手の気持ちを、勝手に想像してしまう。

今振り返ると、私はかなりメッセージの反応を気にしていたと思う。

待ち合わせ場所はローソンだった

やがて、実際に会う話になった。

待ち合わせ場所として決まったのはローソンだった。

駅前の大きな広場でもない。

おしゃれなカフェの入口でもない。

コンビニ。

私はこれまで出会い系サイトで何人もの女性と待ち合わせをしてきたが、コンビニでの待ち合わせは珍しくなかった。

理由は単純だ。

場所が分かりやすい。

車でも入りやすい。

そして何より、待っている時間がそれほど不自然ではない。

店内で飲み物を見ていてもいい。

雑誌コーナーにいてもいい。

駐車場に車を停めていてもいい。

「待ち合わせをしています」という雰囲気を出さずに待てる。

出会い系サイトで初めて会うとき、私はいつも少し緊張していた。

相手は本当に来るのか。

写真と同じ人なのか。

会った瞬間、どんな表情をされるのか。

そんなことを考える。

ローソンに着いた私は、周囲を何度も確認した。

女性が近くを通るたびに、

「もしかして、この人か?」

と思ってしまう。

しかし違う。

スマートフォンを見る。

まだ連絡はない。

数分待つ。

また周囲を見る。

出会い系サイトの待ち合わせでは、この時間が妙に長く感じる。

実際には五分程度でも、二十分くらい待っているような感覚になることがある。

そして、彼女が現れた。

写真よりも「普通の女性」だった

初めて彼女を見たときの印象は、

「普通の女性だな」

だった。

悪い意味ではない。

出会い系サイトを利用していると、プロフィール写真から勝手に人物像を作ってしまう。

派手な女性かもしれない。

ものすごく積極的な人かもしれない。

少し変わった人かもしれない。

しかし、実際に会った彼女は、ごく普通の落ち着いた女性に見えた。

街ですれ違っても、出会い系サイトを利用しているとは想像しないだろう。

私は少し安心した。

彼女も私を確認すると、軽く笑った。

「こんにちは」

最初の言葉は、それくらいだったと思う。

出会い系サイトで何日もメッセージをしていても、実際に会った瞬間は初対面だ。

文章では普通に話せていたのに、対面すると急に何を話せばいいのか分からなくなる。

この感覚を私は何度も経験した。

ローソンからコメダ珈琲へ

私たちはローソンを離れ、コメダ珈琲へ向かった。

初対面の女性と会う場所として、カフェはやはり便利だ。

食事ほど長時間にならない。

飲み物だけでも成立する。

会話が合えば、そのまま長く話すこともできる。

逆に、お互いに少し違うと感じたら、一杯飲んで解散することもできる。

店内に入り、席に座った。

私はコーヒーを注文した。

彼女も飲み物を頼んだ。

ローソンで会った直後より、少しだけ空気が柔らかくなっていた。

「ここ、来たことある?」

そんな普通の会話から始まった。

仕事の話。

休日の話。

ハッピーメールを利用している理由。

ただし、家庭についてはあまり深く聞かなかった。

彼女から話すことは聞いた。

しかし、こちらから質問攻めにすることは避けた。

今考えると、それが正しかったのかは分からない。

ただ当時の私は、相手との時間を壊したくなかったのだと思う。

コーヒーを飲みながら話していると、ローソンで会ったときの緊張はかなり消えていた。

プロフィール画面の中にいた女性が、少しずつ現実の人物に変わっていく。

声の大きさ。

笑い方。

コーヒーカップの持ち方。

話しているときの視線。

メッセージでは分からなかった情報が、次々と増えていく。

私はこの感覚が嫌いではなかった。

出会い系サイトで人と会う面白さの一つだったと思う。

コメダ珈琲で感じた距離の変化

どれくらい話したのか、正確には覚えていない。

しかし、すぐに店を出たわけではなかった。

会話は続いた。

彼女も頻繁にスマートフォンを見ることはなかった。

私は、

「少なくとも、今すぐ帰りたいわけではなさそうだ」

と感じていた。

もちろん、本当の気持ちは本人にしか分からない。

出会い系サイトを長く利用してきた今だからこそ思う。

相手の表情や行動から気持ちを完全に読み取ることはできない。

自分に都合よく解釈してしまうこともある。

だから、相手の意思を言葉で確認することは大切だ。

当時の私は、今ほど冷静ではなかったかもしれない。

ただ、その日の彼女との間には、ローソンで会った瞬間とは違う空気があった。

初対面の緊張が消え、少しだけ距離が近くなっていた。

コメダ珈琲を出たあと

コメダ珈琲を出た。

ここで解散するという選択肢もあった。

実際、出会い系サイトで初めて会った女性とは、カフェだけで終わることも多かった。

「今日はありがとう」

「また連絡するね」

そう言って別れる。

そして本当に二回目がある場合もあれば、そのまま連絡が途切れる場合もある。

しかし、その日は違った。

話の流れの中で、私たちはもう少し一緒に過ごすことになった。

そしてホテルへ向かった。

今振り返っても、ローソンで待っていたときには想像していなかった展開だった。

数時間前まで、私はコンビニの駐車場で、

「本当に来るのかな」

とスマートフォンを見ていた。

それがコメダ珈琲でコーヒーを飲み、今は彼女と一緒に別の場所へ向かっている。

出会い系サイトでは、時々こういう急激な展開がある。

画面の中のメッセージ相手が、数時間後には自分の隣にいる。

日常と非日常の境界が、一気に曖昧になる。

ホテルへ向かう途中で考えていたこと

私は少し緊張していた。

彼女も何か考えていたのかもしれない。

しかし、私は彼女の心の中までは分からない。

だから、ここでは自分の気持ちだけを書いておきたい。

「本当にこの流れでいいのだろうか」

そんな気持ちはあった。

同時に、彼女ともう少し一緒にいたいという気持ちもあった。

人間の感情は単純ではない。

正しいか間違っているか。

行くか帰るか。

そんな二択だけで整理できないことがある。

特に男女の距離が急に近づいたとき、冷静な判断が難しくなる。

私は出会い系サイトを十年以上利用してきた。

しかし、何回女性と会っても、すべての場面で完璧な判断ができたわけではない。

むしろ、

「あのときは、もう少し考えるべきだった」

と思うこともある。

この日の出来事も、今の自分だから少し距離を置いて振り返ることができる。

出会い系サイトでは数時間で距離が変わる

ローソン。

コメダ珈琲。

そしてホテル。

場所だけを並べると、非常に短い話に見える。

しかし、私の記憶の中では、それぞれの場所に違う感情が残っている。

ローソンでは緊張していた。

コメダ珈琲では安心していた。

ホテルへ向かうときは、少し迷いながらも気持ちが高ぶっていた。

たった数時間。

それでも、人との距離は大きく変わる。

私は長く出会い系サイトを利用してきて、この「距離が変化する速さ」を何度も経験した。

もちろん、早く距離を縮めればいいという意味ではない。

むしろ、今なら慎重さのほうが大切だと思っている。

相手が既婚者なら、なおさらだ。

家庭やパートナーが関係する以上、自分たち二人だけの問題では終わらない可能性もある。

当時の私は、その重さを十分に考えていなかったのかもしれない。

今だから書けるハッピーメールの記録

この出来事から時間が経った。

今、改めて文章にすると、不思議な気持ちになる。

ローソンで待っていた自分。

コメダ珈琲でコーヒーを飲んでいた自分。

彼女の話を聞いていた自分。

その後の展開に少し戸惑っていた自分。

全部、自分だ。

出会い系サイトの体験談というと、

「会えた」

「会えなかった」

「ホテルに行った」

そんな結果だけで語られることが多い。

しかし、私が記録しておきたいのは結果だけではない。

待ち合わせ前の緊張。

初めて顔を見た瞬間。

カフェで少しずつ会話が増えていく時間。

次の場所へ向かうときの迷い。

そういう細かい感情だ。

だから私は、これを成功談として書くつもりはない。

自慢話でもない。

ただ、私がハッピーメールを利用していた時代に、本当に経験した一日の記録として残しておきたい。

ローソンで待ち合わせをした人妻。

コメダ珈琲でコーヒーを飲んだ。

そして、その後ホテルへ向かった。

文章にすれば数行で終わる。

しかし、その数行の中には、当時の私の緊張や期待、迷いが詰まっている。

出会い系サイトを十年以上利用してきた私には、こうした一日がいくつもある。

忘れてしまった出来事も多い。

それでも、なぜか覚えている日がある。

この日も、その一つだ。

ローソンの駐車場でスマートフォンを何度も確認していた自分を、私は今でも思い出す。

あのときの私は、数時間後の展開をまだ知らなかった。

だからこそ人生は、ときどき予想外なのかもしれない。

そして出会い系サイトには、良くも悪くも、そんな予想外の一日が存在していた。

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