ハッピーメールにも、運命の女「ゆきこ」がいた話

実録ログ

ハッピーメールを使っていた頃、いろいろな女性のプロフィールを見てきた。

実際にやり取りした女性もいるし、会った女性もいる。

その中で、今でも妙に記憶に残っている名前がある。

ゆきこ。

もちろん、同じ名前の女性は世の中にたくさんいる。

それでも当時の私にとって、「ゆきこ」という名前には特別な響きがあった。

ハッピーメールの中にも、私が勝手に「運命の女」と感じてしまうような、ゆきこがいた。

今回は、そのときのことを記録として残しておきたい。

ハッピーメールには本当にいろいろな女性がいる

出会い系を使っていると、最初は一人ひとりのプロフィールをかなり真剣に見る。

年齢。

住んでいる地域。

趣味。

自己紹介。

写真。

どんな人なのだろうと想像しながら読む。

しかし、長く利用していると、たくさんのプロフィールを見るようになる。

昨日見た人と今日見た人の区別がつかなくなることさえある。

そんな中でも、不思議と目に止まる人がいる。

理由をうまく説明できないこともある。

写真が好みだった。

プロフィールの文章が気になった。

趣味が同じだった。

あるいは単純に名前が気になった。

私の場合、その一つが「ゆきこ」だった。

名前を見ただけで少し反応してしまった

プロフィールに「ゆきこ」という名前がある。

それだけなら、本来は何も特別なことではない。

それでも私は少し気になった。

人間は過去の経験と完全に切り離して、新しい人を見ることは難しいのかもしれない。

ある名前を見ただけで、昔の記憶が戻ってくる。

ある場所を見ただけで、誰かとの出来事を思い出す。

音楽でも同じだ。

何年も聴いていなかった曲なのに、流れた瞬間に当時の景色まで思い出すことがある。

私にとって「ゆきこ」という名前も、それに近かった。

「運命」という言葉はかなり大げさだと思う

今になって冷静に考えれば、名前が同じだから運命ということにはならない。

当然だ。

ハッピーメールで「ゆきこ」という名前を見つけたからといって、その女性が自分にとって特別な相手になる保証はどこにもない。

相手の本名なのかどうかさえ、プロフィールだけでは分からない。

それでも出会いを探している時期というのは、小さな偶然に意味を感じやすい。

「この人とは何かあるかもしれない」

そんな期待を持つ。

私はそれ自体が悪いとは思わない。

ただし、期待と現実は分けて考えたほうがいい。

これは出会い系を使ってきて感じることの一つだ。

プロフィールだけでは何も分からない

出会い系では、最初に見える情報が非常に限られている。

数枚の写真と短い自己紹介。

年齢や趣味などの基本情報。

そこから相手を想像する。

だからこそ、自分の頭の中で相手の人物像を作ってしまうことがある。

優しそう。

話が合いそう。

自分を理解してくれそう。

この人なら長く付き合えるかもしれない。

しかし、それはまだ想像だ。

実際にメッセージを交換してみなければ分からない。

さらに言えば、メッセージで気が合っても、会ってみると印象が違うこともある。

逆もある。

プロフィールではそれほど気にならなかったのに、実際に話してみたら非常に楽しかった。

出会い系では、そういうことが普通に起こる。

名前が同じでも、その人は別の人

これは当たり前なのだが、意外と重要だと思う。

過去に好きだった人と同じ名前。

昔の彼女と同じ名前。

印象に残っている女性と同じ名前。

すると、無意識に過去の人物と重ねてしまうことがある。

しかし、新しく出会った「ゆきこ」は、その人自身だ。

過去の誰かの代わりではない。

性格も違う。

人生も違う。

考え方も違う。

自分との相性だって分からない。

名前をきっかけに興味を持つのは自然でも、そこから先は一人の別の人として見なければならない。

今振り返ると、そんなことも考える。

出会い系には小さな偶然がたくさんある

出会い系を長く使っていると、不思議な偶然に出会うことがある。

知っている場所に住んでいた。

同じ学校の近くにいた。

昔好きだった趣味が同じだった。

誕生日が近かった。

そして、忘れられない人と同じ名前だった。

一つひとつを見れば珍しくない。

利用者が多ければ、偶然が起こる可能性も高くなる。

それでも本人にとっては、その瞬間が少し特別になる。

私は、そういう小さな出来事も出会い系の面白いところだと思っている。

必ず恋愛につながるわけではない。

会えるとも限らない。

それでもプロフィールを一つ見たことで、昔の記憶まで戻ってくることがある。

「この人かもしれない」と思う瞬間

恋愛では、ときどき根拠のない直感が働く。

「この人とは何かありそうだ」

そう感じる瞬間だ。

実際にその直感が当たることもあるのかもしれない。

まったく当たらないこともあるだろう。

私は、直感を完全に否定する必要はないと思う。

気になるならメッセージを送ってみる。

話してみる。

お互いに会いたいと思えば、安全面にも気をつけながら会ってみる。

そこまではいい。

ただ、「運命だ」と最初から決めてしまうと、相手を冷静に見られなくなる可能性がある。

だから私は、

運命の人だと思うより、運命の人かもしれないと思うくらいがちょうどいい。

今ならそう考える。

出会いは結果だけではない

ハッピーメールを使っていると、「会えた」「付き合えた」という結果だけに目が行きやすい。

しかし、実際にはその途中にもいろいろな出来事がある。

プロフィールを見て気になった。

初めてメッセージを送った。

返事が来てうれしかった。

途中で返信がなくなった。

会う約束まで進んだ。

実際に会って印象が変わった。

そうした一つひとつが、自分にとっては体験になる。

「ゆきこ」という名前を見つけて私が何かを感じたことも、その一つだった。

本当の運命だったかは分からない

結局、その女性が本当に「運命の女」だったのか。

それは分からない。

そもそも運命というものを、後から証明することも難しい。

長く付き合ったから運命なのか。

結婚したから運命なのか。

一度しか会わなくても、人生に大きな影響を与えたら運命なのか。

定義はいくらでも変わる。

だから私は、答えを決めなくてもいいと思っている。

あのときハッピーメールを見ていた。

そこで「ゆきこ」という名前を見つけた。

そして私は少し特別なものを感じた。

その事実だけで十分なのかもしれない。

ハッピーメール記録帖として残しておく

出会い系を使っていると、大事件だけが記憶に残るわけではない。

名前を見てドキッとした。

プロフィールを何度も見た。

返信を待った。

そんな小さな出来事も意外と忘れない。

今回の「ゆきこ」も、私にとってはそんな記憶の一つだ。

客観的に見れば、たまたま同じ名前の女性を見つけただけかもしれない。

でも、自分の中では少し違った。

ハッピーメールにも、運命の女と思ってしまう「ゆきこ」がいた。

本当に運命だったのかは、今でも分からない。

ただ、出会いを探していた時間の中で、その名前に心が動いた瞬間があった。

それもまた、私のハッピーメール記録帖に残しておきたい一つの出来事である。

コメント

タイトルとURLをコピーしました