ハッピーメールを使ってデートを重ねていると、出会い以外にも意外な変化がありました。
それは、以前よりも地図や地方、お店に詳しくなったことです。
そしてもう一つ。
いろいろな女性と話したり、実際に会ったりすることで、「人によってこんなに考え方が違うんだ」ということも分かるようになりました。
最初から、そんなことを学ぼうと思ってハッピーメールを始めたわけではありません。
しかし振り返ってみると、一つ一つのデートが自分の行動範囲を広げるきっかけになっていました。
会うことになると地図を見るようになる
誰かと会う約束をすると、最初に確認するのが場所です。
駅はどこなのか。
自宅からどうやって行くのか。
乗り換えは何回あるのか。
駅のどちら側に出ればいいのか。
待ち合わせ場所からお店までは何分くらいなのか。
普段行かない場所なら、自然と地図を見ることになります。
僕はもともと地図そのものを勉強するためにデートしていたわけではありません。
それでも何度も出かけているうちに、
「この駅とこの駅は意外と近い」
「ここなら別の路線でも行ける」
「この地域は思っていたより便利だ」
といったことが少しずつ頭に入ってきます。
一度自分の足で歩いた場所は、地図だけで見た場所よりも記憶に残ります。
これも実際に出かけることのおもしろさだと思います。
地方について知る機会も増えた
相手がいつも自分と同じ地域に住んでいるとは限りません。
出身地が違うこともあります。
仕事の関係で別の地域から引っ越してきた人もいます。
そういう人と話していると、自然と地方の話題が出てきます。
有名な観光地だけではありません。
地元ではどんな場所へ買い物に行くのか。
どんな食べ物が身近なのか。
東京までどのくらい時間がかかるのか。
電車中心なのか、車中心なのか。
実際にその地域で生活している人の話を聞くと、ネットで調べただけでは分からない感覚があります。
「そんな場所があるんだ」
と思って、あとから地図で調べることもありました。
一人と知り合うことで、その人だけではなく、その人が暮らしてきた地域にも少し興味が出てくる。
これは出会いを重ねる中で感じた意外な変化でした。
デートをするとお店にも詳しくなる
デートでは、どこかのお店に入ることが多くなります。
カフェ。
レストラン。
居酒屋。
ランチのお店。
落ち着いて話せる場所。
毎回同じお店へ行くなら簡単ですが、相手や待ち合わせ場所が変われば、使うお店も変わります。
そこで、
「駅から近いお店はないかな」
「静かに話せそうなところはどこだろう」
「初めて会うなら高すぎないほうがいいかな」
などと調べるようになります。
これを繰り返していると、お店を見る基準も少しずつ増えてきました。
料理がおいしいかだけではありません。
入りやすいか。
話しやすいか。
席の間隔はどうか。
駅から歩きやすいか。
混雑しすぎていないか。
デートという目的があるからこそ、普段とは違う視点でお店を見るようになったのだと思います。
「女性に詳しくなる」は少し違った
そして、女性についても以前より分かったことがあります。
ただ、ここは「女性はこういうものだ」と単純には言えません。
むしろデートを重ねて感じたのは、その反対でした。
人によって本当に違います。
たくさん話したい人もいれば、聞くほうが好きな人もいる。
メッセージではよく話すのに、実際に会うと静かな人もいます。
逆に、メッセージは短かったのに、会ってみたらとても話しやすい人もいます。
お店選びを任せたい人もいれば、自分で候補を出してくれる人もいます。
連絡頻度についても違います。
すぐ返信する人もいれば、時間を置いて返信する人もいる。
つまり、経験を重ねるほど「女性を一つのタイプとして考えないほうがいい」と思うようになりました。
メッセージだけでは分からない
マッチングサービスを使っていると、最初はどうしてもメッセージから相手を判断します。
文章が丁寧だから真面目そう。
返信が短いから自分に興味がないのかもしれない。
返信が早いから話が合うかもしれない。
いろいろ考えます。
しかし、実際に会ってみると印象が変わることがあります。
文字だけでは、その人の話し方や表情までは分かりません。
同じ「ありがとう」でも、実際に会って笑顔で言われるのと、メッセージで読むのでは受ける印象が違います。
だから僕は、メッセージだけで相手を完全に分かったつもりになるのは難しいと思うようになりました。
もちろん、安全面には十分注意する必要があります。
そのうえで、お互いに会うことに納得できたなら、実際に話して初めて分かることも多いと思います。
デートは小さな社会経験でもあった
こうして振り返ると、僕にとってデートは単に男女が会うだけの時間ではありませんでした。
知らない駅へ行く。
初めての街を歩く。
初めてのお店に入る。
自分とは違う仕事をしている人と話す。
違う地域で育った人の話を聞く。
違う価値観に触れる。
一回のデートだけなら、それほど大きな変化はないかもしれません。
しかし、それが何回も積み重なると、自分の中に小さな経験がたまっていきます。
地図にも少し詳しくなる。
地方にも興味が出る。
お店選びにも慣れてくる。
そして、人との距離の取り方についても考えるようになる。
出会い以外に残ったもの
ハッピーメールを使う目的は人によって違うと思います。
僕の場合も、最初から地理や飲食店について学ぶために使っていたわけではありません。
当然、出会いが目的でした。
でも実際にいろいろな場所へ出かけてみると、出会い以外にも残るものがありました。
「この駅には行ったことがある」
「あの辺なら少し分かる」
「初対面なら、こういうお店のほうが話しやすそうだ」
そんな経験が少しずつ増えていきました。
これはネット上でメッセージを交換しているだけでは得られなかった経験です。
経験したからこそ分からなくなったこともある
おもしろいのは、経験が増えれば何でも分かるようになるわけではないことです。
むしろ、人については逆かもしれません。
何人かと会えば「女性のことが分かるようになる」と思うかもしれない。
でも僕の場合は、会う人が増えるほど、
「人はそれぞれ違う」
という当たり前のことを強く感じるようになりました。
前の人に喜ばれたことが、次の人にも喜ばれるとは限らない。
前回うまくいった会話が、別の人にも通用するとは限らない。
だから相手をよく見ることが大切になります。
経験は「こうすれば絶対うまくいく」という答えを教えてくれるものではなく、「決めつけないほうがいい」と教えてくれるものなのかもしれません。
ハッピーメールを続けて増えた自分の地図
ハッピーメールでデートを重ねたことで、僕の中にはいろいろな意味での「地図」が増えました。
実際の街の地図。
地方についての知識。
お店の地図。
そして、人との付き合い方についての地図です。
もちろん、まだ知らない場所はいくらでもあります。
人についても、分からないことのほうが多いです。
それでも、家にいるだけでは知らなかった場所へ行き、普段なら話す機会がなかった人と話した経験は残っています。
出会いを求めて始めたサービスだったけれど、振り返ってみると、自分の行動範囲まで少しずつ広がっていました。
デートの回数だけを見ると単なる数字です。
でも、その一回一回には駅があり、街があり、お店があり、そこで話した相手がいる。
そう考えると、デートを重ねることは、自分が知っている世界を少しずつ広げていくことでもあったのだと思います。


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