男性なのに女性登録してしまう人の心理って?|ハッピーメール記録帖

心理・距離感

出会い系サイトを利用していると、プロフィールの「性別」はかなり重要な情報になる。

男性なのか、女性なのか。

多くの利用者は、そこに表示されている情報が正しいことを前提に相手を探しているはずだ。

では、男性なのに女性として登録してしまう人がいた場合、いったいどんな心理が考えられるのだろう。

単純に「女性のふりをしたい」という理由だけでは説明できない場合もあると思う。

今回はハッピーメールを題材に、男性が女性として登録する行動の背景にあり得る心理について考えてみたい。

なお、ここで扱うのはあくまで一般的に考えられる可能性だ。実際の利用者一人ひとりの動機を断定するものではない。

まず考えられるのは「女性側からどう見えるのか知りたい」

比較的分かりやすい心理として、

「女性として利用すると、サイトはどんなふうに見えるのだろう?」

という好奇心がある。

男性として利用していると、当然ながら男性側から見える世界しか分からない。

どんな男性が登録しているのか。

男性はどんなプロフィールを書いているのか。

女性にはどんなアプローチが届いているのか。

そうした「反対側の世界」を見てみたいと思う人はいるかもしれない。

ブログや口コミを書いている人なら、

「男女で何が違うのか確認してみたい」

と考えることもあり得る。

ただし、知りたいという気持ちと、事実と異なるプロフィールで一般利用者と交流してよいかどうかは別問題だ。

調査目的であっても、相手は本当に女性と話しているつもりかもしれない。

そこは区別して考える必要がある。

「女性にはどれくらいメッセージが来るの?」という好奇心

出会い系サイトを男性として使っていると、

「女性は登録しただけでたくさんメッセージが来るのかな?」

と気になることもあるだろう。

男性としてなかなか返信をもらえない経験が続けば、なおさらだ。

自分は何通送っても返事がない。

それなのに、

「女性には男性から大量に連絡が来るらしい」

という話を聞く。

すると、

「本当にそんなに違うのか?」

と確かめたくなる。

これは、人間として理解できない好奇心ではない。

しかし、そこで女性として登録し、実際の男性からメッセージを集めれば、送った側はプロフィールを事実だと考えている可能性がある。

単なる数字の実験でも、相手から見れば実験ではない。

この違いは大きい。

男性プロフィールを研究したい場合もある

少し違う方向では、

「ほかの男性がどんなプロフィールを作っているのか見たい」

という心理も考えられる。

写真はどうしているのか。

自己紹介には何を書いているのか。

年齢はどう見せているのか。

趣味は何を書いているのか。

女性から見える男性プロフィールを参考にして、自分のプロフィールを改善したいという発想だ。

これは目的そのものだけを見れば、

「自分のプロフィールを改善したい」

というものだ。

しかし、そのために事実と異なる性別を登録する必要があるかは別の話になる。

サービス側が提供している公開情報や公式のプロフィール作成ガイドなど、正規の方法で研究できるなら、その方が安全だろう。

自分が男性としてどう見られているか知りたい

もう一つ考えられるのが、

「女性から見た男性の世界を体験して、自分自身を客観視したい」

という心理だ。

男性として利用していると、

「なぜ返信が来ないんだろう」

「自分のプロフィールの何が悪いんだろう」

と思うことがある。

そこで女性側の視点を知れば、

「こういうメッセージは返信しにくいな」

「この自己紹介では人物像が分からないな」

「最初から距離が近すぎると警戒するな」

と気づく可能性はある。

これは恋愛や出会いについて考えるうえでは興味深い視点だ。

ただ、女性になりすまして誰かと会話しなくても、自分の文章を第三者に読んでもらったり、一般的なプロフィール例を比較したりする方法はある。

相手をだます必要のない方法を選ぶことが大切だと思う。

「どれくらい反応があるのか」を試したくなる心理

出会い系サイトには、数字で結果が見える部分がある。

足あと。

メッセージ。

プロフィール閲覧。

反応。

こうした数字を見ていると、

「条件を変えたらどうなる?」

と実験したくなる人もいる。

ブログを運営している人なら、A/Bテストのような感覚に近くなるかもしれない。

男性プロフィールではこの反応。

女性プロフィールならどうなる?

そんな比較をしたくなる。

しかし、人間同士の出会いでは、通常のウェブサイトのA/Bテストとは事情が違う。

画面の向こう側には人がいる。

メッセージを書いている人もいる。

時間を使っている人もいる。

だから、

「実験だから」という理由だけでは何をしてもいいことにはならない。

ここは非常に重要だと思う。

寂しさや承認欲求が背景にある可能性

もう少し心理的な部分を考えると、

「誰かからメッセージをもらいたい」

という気持ちが背景にあるケースも考えられる。

男性として登録しても反応が少ない。

誰からも連絡が来ない。

プロフィールを見てもらえない。

そんな状態が続くと、寂しさを感じる人もいるだろう。

もし女性として登録すると反応が増えると考えれば、

「とにかく誰かから連絡が来る状態を体験してみたい」

と思ってしまう人がいても不思議ではない。

ここでは出会いそのものより、

「自分に反応してくれる人がいる」という感覚

を求めていることになる。

ただし、その反応が事実と異なるプロフィールによって得られたものなら、本当に自分自身が評価されたわけではない。

一時的に満足しても、根本的な寂しさの解決にはつながりにくいだろう。

いたずら感覚で登録する人も考えられる

深い理由がない場合もある。

「女性登録したらどうなるんだろう」

「面白そうだから試してみよう」

という軽い気持ちだ。

本人にとっては数分のいたずらでも、相手はそう認識していない。

本当に出会いを求めてプロフィールを見ている人からすれば、相手の基本情報が最初から違っていたら困る。

出会い系サイトでは、

プロフィール情報への信頼が出会いの入口になる。

軽い気持ちでも、その信頼を壊す可能性があることは考えておきたい。

性別設定だけでその人の事情を決めつけない

一方で注意したいこともある。

登録上の性別と本人についての認識が一致していないからといって、第三者が理由を勝手に決めつけるべきではない。

入力ミスかもしれない。

サービスの選択肢では本人の状況を十分表現できない場合も考えられる。

何らかの個人的事情がある可能性もある。

そのため、

「男性なのに女性登録している=必ず悪意がある」

と単純化するのも適切ではないと思う。

問題として考えたいのは、相手に事実と異なる情報を意図的に信じ込ませ、その状態を利用する行為の方だ。

「登録できる」と「やっていい」は違う

ネットサービスでは、ときどきこの二つが混同される。

システム上入力できる。

登録画面を先へ進められる。

だから問題ない。

とは限らない。

重要なのは、

「できるか」ではなく「その使い方で相手をだましていないか」

だと思う。

出会い系サイトは、一人で完結するゲームではない。

相手がいる。

その人も時間を使っている。

真剣に相手を探している場合もある。

だからプロフィールの基本情報は、できるだけ正確に設定する方がいい。

実際に会う段階になるほど問題は大きくなる

女性として登録して、男性からメッセージが届いた。

ここまでなら画面上の出来事だ。

しかし、そのままやり取りを続ければ、

「会いませんか?」

という話になる可能性がある。

そうなると問題はさらに大きくなる。

相手は女性と会うつもりで予定を空けているかもしれない。

電車に乗るかもしれない。

待ち合わせ場所まで来るかもしれない。

お金も時間も使う。

そこで初めて事実が違うと分かれば、トラブルになっても不思議ではない。

プロフィールの小さな設定に見えても、その後の行動につながっている。

だから最初の登録情報は意外と重要なのだ。

心理を知ることと行動を肯定することは別

男性が女性として登録する理由を考えていくと、

好奇心。

比較したい気持ち。

男性プロフィールの研究。

承認欲求。

寂しさ。

いたずら。

さまざまな可能性が見えてくる。

心理として理解できる部分があったとしても、

その行動まで肯定されるわけではない。

「なぜそうしたくなるのか」

と、

「実際にやっていいのか」

は別々に考えた方がいい。

これは出会い系サイトに限らないと思う。

まとめ|知りたい気持ちの向こう側には相手がいる

男性なのに女性として登録してしまう人の心理には、いくつもの可能性が考えられる。

女性側の画面を見てみたい。

男性プロフィールを研究したい。

どれくらいメッセージが来るのか知りたい。

反応を比較したい。

誰かから連絡される感覚を味わいたい。

単なる好奇心かもしれない。

しかし、出会い系サイトには必ず相手がいる。

プロフィールを信じてメッセージを送る人がいる。

だから、

「ちょっと試してみたい」という気持ちだけで、相手を巻き込む使い方をするのは避けた方がいい。

女性側の心理を知りたいなら、体験談やアンケートを読む方法もある。

プロフィールを改善したいなら、第三者に見てもらう方法もある。

知りたいことがあるからといって、必ずしも別人になりきる必要はない。

私がこのテーマを考えて最後に残ったのは、

「画面の向こう側にも、自分と同じように時間を使っている人がいる」

という当たり前のことだった。

出会い系サイトを使うときほど、その当たり前を忘れないことが大切なのだと思う。

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