新潟県知事だった米山隆一氏はハッピーメールで何があった?|ハッピーメール記録帖

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ハッピーメールについて調べていると、過去の出来事としてかなりインパクトのあるニュースに行き着く。

2018年に大きく報道された、当時の新潟県知事・米山隆一氏の女性問題だ。

「新潟県知事がハッピーメールを使っていた」

という部分だけを覚えている人もいるかもしれない。

では、実際には何があったのだろう。

昔から出会い系サイトを使ってきた私としても気になったので、当時の報道と本人の記者会見をもとに振り返ってみたい。

ハッピーメールで女性と知り合っていた

まず重要なのは、ハッピーメールに登録していたこと自体が問題になったわけではないということだ。

出会い系サイトを利用して異性と知り合うことそのものと、今回問題になった行動は分けて考えた方がいい。

問題の中心となったのは、その後の女性との関係だった。

2018年4月18日に行われた新潟県の記者会見で、記者から、

出会い系サイトで複数の女性と知り合い、交際し、金銭を渡していたとの報道は事実なのか、

と質問されている。

これに対して米山氏は、事実関係について認めた。

つまり、

ハッピーメールで女性と知り合う

実際に会う

交際する

女性に金銭を渡す

ということがあったわけだ。

当時は「援助交際疑惑」として大きく報道された

このニュースが大きくなった理由が金銭の授受だ。

当時の報道では、女子大学生を含む女性とのいわゆる「援助交際」が取り上げられた。

一部報道では、1回につき3万円、知事当選後には4万円を渡していたとも伝えられている。

ただし、ここは本人の認識と報道側の表現を分けておきたい。

米山氏は記者会見で、単純に金銭で性的関係を購入していたという説明ではなく、自分には恋愛感情があったという趣旨の説明をしている。

金銭についても、相手の歓心を買いたかった、好きになってもらいたかったという趣旨を語っている。

本人からすると「交際」。

一方で、金銭が介在していた以上、「援助交際」「売買春ではないか」と見られる余地があった。

この認識の違いが、この騒動を見るうえでかなり重要だと思う。

「好きになってほしかった」という説明

個人的にこのニュースで印象に残るのは、ハッピーメールを使っていたこと以上に、米山氏の説明だ。

本人は相手に恋愛感情があったとしている。

新潟県の公式会見記録にも、少なくとも自分には恋愛感情があったという説明が残っている。

さらに、自分自身について「のぼせていた」という趣旨の発言もしている。

これは出会い系を使った経験がある人なら、少し考えさせられるところではないだろうか。

自分は相手から好かれていると思っている。

しかし、相手も同じ感覚だったとは限らない。

まして、そこに毎回のように金銭が介在する。

すると、

「自分自身が好かれているのか」

「金銭があるから会っているのか」

という境界が非常に分かりにくくなる。

知事になってからも関係があった

さらに問題を大きくしたのが、米山氏が一般人ではなく新潟県知事だったことだ。

本人の公式会見によると、知事になった後にも女性と会っており、金銭を介した交際があったことを認めている。

記者から、

「知事になってからもあったのか」

と確認され、それを認めている。

本人によれば、そのうちの関係は2016年12月ごろまでだったという。

つまり過去に出会い系を使っていたというだけではなく、知事という公職に就いてからも関係が続いていた。

ここが政治問題として非常に大きかったのだろう。

そして知事を辞職することになった

週刊誌による報道を前に、米山氏は2018年4月18日に辞職を表明した。

当時50歳だった。

県民の信頼を裏切ったことを謝罪し、県議会議長に辞表を提出した。

つまり、

ハッピーメールを利用したことによって知事を辞めた

と単純化するのは正確ではない。

より正確に言えば、

ハッピーメールで知り合った女性との金銭を伴う交際が報道され、その事実関係を本人が認め、県政を混乱させた責任などから辞職した

という流れになる。

ここはかなり大事な違いだと思う。

ハッピーメールそのものが悪かったわけではない

この事件を「ハッピーメール事件」のように扱ってしまうと、少し本質からずれる。

ハッピーメールというサービスが米山氏に金銭を渡すよう指示したわけではない。

サイトはあくまで、男女が知り合うきっかけになった場所だ。

問題になったのは利用後の行動である。

これは普通に出会い系サイトを利用する人にとっても重要だと思う。

アプリやサイトで知り合った後は、利用者自身の判断になる。

相手との距離感。

金銭。

個人情報。

恋愛感情。

そして、自分と相手が関係をどう認識しているか。

このあたりを曖昧にすると、後から大きな認識の違いになることがある。

「会えた」という意味ではものすごい事例でもある

一方、ハッピーメール利用経験者として別の角度から見ると、このニュースには妙なインパクトもあった。

「本当にハッピーメールで女性と会えるのか?」

という疑問に対して、当時の現職知事が実際に女性と知り合い、会っていたことが全国ニュースになってしまったからだ。

もちろん、これは成功例として紹介できる話ではない。

金銭を介した関係が問題になり、最終的には知事辞職にまで発展している。

しかし、

「ネット上だけのやり取りだった」

という話ではない。

実際にサイトを通じて知り合い、現実世界で会っていた。

その事実だけを見ると、ハッピーメールというサービスの知名度まで一気に上がったニュースだったと思う。

出会い系では「相手も同じ気持ち」と思い込まない

この出来事から私が一番考えさせられるのはここだ。

出会い系で知り合った相手との関係は、自分だけで定義できない。

自分が、

「これは恋愛だ」

と思っていても、相手が同じように考えているとは限らない。

逆もある。

特に金銭が絡めば、さらに複雑になる。

お金がなくても会ってくれるのか。

プレゼントがなくても連絡してくれるのか。

条件がなくても関係が続くのか。

そこを冷静に見る必要がある。

出会い系を長く利用していると、「会えたかどうか」だけに注目してしまいがちだ。

しかし、本当に重要なのは会った後なのかもしれない。

まとめ|問題はハッピーメール利用そのものではなかった

米山隆一氏の件を簡単に整理すると、

ハッピーメールで複数の女性と知り合った。

実際に会った。

女性に金銭を渡していた。

本人は恋愛感情があったと説明した。

しかし、金銭を伴う関係だったことから援助交際・売買春ではないかと大きく報道された。

そして2018年4月、知事を辞職した。

という流れになる。

「新潟県知事がハッピーメールをやっていた」という部分だけでも十分インパクトはある。

しかし、この出来事で考えるべきなのは、サイトを使ったこと自体ではないと思う。

出会った後にどんな関係を作るのか。

自分と相手の認識は一致しているのか。

そこに金銭が入ったとき、その関係はどう見えるのか。

米山氏の一件は、出会い系サイトで「会うこと」と「良い関係を築くこと」はまったく別物だということを、かなり極端な形で示した出来事だったのかもしれない。

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